再送:五輪=準優勝の谷が柔道代表に、女子は5人が優勝者以外から選出
[福岡 6日 ロイター] 北京五輪代表最終選考会を兼ねた全日本柔道体重別選手権の最終日が6日、開催され、女子48キロ級で谷亮子が決勝戦で山岸絵美に敗れたが、大会後に開かれた強化委員会で北京代表に決定した。女子では6人中5人が優勝者以外から代表が選ばれた。
超満員の福岡国際センターがどよめいた。谷は決勝試合開始34秒で送り足払いを決め効果を奪ったが、2分54秒に巴投げ、3分6秒には大外刈りを返され有効を2つ続けて取られ敗れた。「調子自体は悪くなかったが、山岸選手もいい選手なので、山岸が勝ったということ」と相手をたたえる一方、「今回は気持ちの引き締まり、盛り上がりが足りなかった」と振り返った。
シドニー、アテネと連覇し、今回5回目となるオリンピック出場。実績は抜群であり、昨年も体重別選手権で、今回と同じ準優勝でありながら日本代表に選ばれた世界選手権で優勝した。「敗れても谷」という周囲の目が強まる中で、モチベーションを維持するのは難しい。「田村で金、谷で金、ママで金」という目標も、世界選手権の金メダルでいったんは達成された格好になっている。
谷は今回の敗戦を「いいきっかけにして五輪3連覇なしとげたい」とするが、どこまで気持ちを高めていけるかが北京でのカギになりそうだ。
<笑顔少ない代表会見>
今大会後に開かれた強化委員会で北京五輪代表(代表枠未獲得の階級は候補)が男女の最重量級を除く12人が決定された。男子では60キロ級が平岡拓晃、66キロ級が内柴正人、73キロ級が金丸雄介、81キロ級が小野卓志、90キロ級が泉浩、100キロ級が鈴木桂治となった。女子では48キロ級に谷亮子、52キロ級に中村美里、57キロ級に佐藤愛子、63キロ級に谷本歩実、70キロ級に上野雅恵、78キロ級に中澤さえが選出された。五輪3連覇の野村忠宏は落選した。
このうち男子60キロ級、66キロ級、81キロ級、90キロ級、女子で70キロ級は今月末のアジア選手権で日本出場枠の獲得を目指す(男子100キロ級は出場すれば枠獲得)。
男子は今大会での優勝者が代表に選ばれたが、女子では谷のほか、佐藤、谷本、上野、中澤と中村以外は優勝者以外からの選出となった。国際大会を含めたこの1年間の成績が考慮されるとはいえ、女子代表選手の多くは破顔一笑とはいかない様子だった。
(ロイター日本語ニュース 伊賀大記 記者)
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