五輪=男子体操の代表最終予選1日目は冨田が首位に、水鳥はミス多く16位

2008年 05月 6日 08:21 JST
 

 [岡山 5日 ロイター] 体操の北京五輪代表最終選考会を兼ねたNHK杯は5日、岡山市の桃太郎アリーナで1日目の個人総合競技を行い、男子は冨田洋之が最高得点をマークし、4月の第2次選考会の持ち点との合計で首位に立った。2次選考会を1位通過した内村航平は2位に後退し、同4位だった鹿島丈博が3位に浮上した。

 アテネ五輪団体総合金メダルメンバーの水鳥寿思は、あん馬の落下や鉄棒の演技中断など相次ぐミスで参加18選手中16位に順位を下げ、代表入りが難しくなった。他の金メダルメンバーの塚原直也は8位、米田功は11位で明日の最終戦に臨む。

 五輪代表権を得るのは6人で、2次選考会の得点の半分に今大会の得点を加算した個人総合の上位3人が入るほか、同4─12位の選手からあん馬とつり輪に重点を置いた種目別ポイントで残り3人が選ばれる。きょうまでの合計得点はエース冨田が182.450点、内村が181.150点、鹿島が180.025点。

 冨田は、跳馬やゆかで着地が乱れたが、それ以外の4種目は着実で滑らかな演技をみせ、自身も満足する出来だった。跳馬のミスは、難度が高い技を取り入れたことが背景で「練習でも完成度が低く、失敗覚悟でやった」と割り切った。明日も「ゆかと跳馬では挑戦する気持ちでやっていく」と攻めの姿勢で臨む。

 最年少19歳の内村もあん馬で落下。2次選考会後に体調を崩した影響で「力が入らず抑え切れなかった」。ただ、得意のゆかでは躍動感のある演技で高得点を獲得したほか、最終種目の鉄棒でも高さと速さを印象づける演技で会場から大きな拍手を浴びた。

 一方、あん馬で観客の目を惹き付ける華麗な技を見せた鹿島は、2次選考会の時に比べ「体がよくなってきた。全体的にすごくいい演技ができた」と自信を高めた。精神状態もよく「自分の演技に集中できている」とし、明日もミスのない演技を目指す。

 昨年の世界選手権で個人総合銅メダルなど4個のメダルを獲得した水鳥は2次選考会で11位と出遅れ、今大会での逆転に懸けていた。しかし、2次選考会で痛めた左腕の影響もあり、演技に精彩を欠き、着地ミスなども目立った。

 また、24選手が参加した女子個人総合1日目は、2次選考会の持ち点にきょうの得点を加えた合計で、大島杏子と美濃部ゆうが同点で首位に立った。2次選考会をトップで通過した上村美揮は3位、鶴見虹子は4位となった。女子も明日、北京代表6人が決まる。

 (ロイター日本語ニュース 大林優香記者)

 
 

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