五輪=陸上大阪大会で劉翔が5連覇、400mハードルでは成迫が優勝

2008年 05月 10日 18:53 JST
 

 [大阪 10日 ロイター] 国際グランプリ陸上大阪大会は10日、大阪の長居陸上競技場で開催され、男子110メートルハードルではアテネ五輪金メダリストである中国の劉翔が優勝した。雨が降りしきり凍えるような悪コンディションのなかタイムは13秒19と、自ら持つ世界記録12秒88には遠く及ばなかったが、トップは譲らず余裕の5連覇となった。

 為末大が欠場した男子400メートルハードルではライバルの成迫健児が優勝、男子100メートルで末續慎吾は10秒55で2位だった。女子走り幅跳びでは日本記録保持者の池田久美子が3連覇した。

 <五輪連覇に向けて走り出した「中国13億人の至宝」>

 陸上グランプリ大阪は、その年の陸上シーズンを皮切る最初の大きな大会として知られる。劉は前年度の同大会で4連覇を飾り、そのままの勢いで世界選手権大阪大会も制した。「このような悪コンディションのなかではケガをしないことが一番大事。リラックスして走ることができた」と余裕の表情で試合後に話した。

 アジア人初の五輪男子トラック競技金メダリストである劉が母国の五輪大会で連覇することができるかは北京大会の注目点のひとつであり、中国人にとって大きな関心事だ。中国で「13億人の至宝」と呼ばれ、すでにスーパースターである劉には、きょうも中国語での応援が飛び交っていた。

 だがライバルも急速に台頭してきており、安穏としてもいられない。前日のドーハ大会で米国人選手デビッド・オリバーが12秒95で優勝したことについてプレッシャーはあるかと記者から質問が出ると、やや驚きの表情を見せながら「そんなにプレッシャーは感じない。(きょうのような悪天候ではなく)いいコンディションなら、おそらく12秒台はいける」とややむきになって「反論」した。

 (ロイター日本語ニュース 伊賀 大記記者)

 
 
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