テニス=エナン引退で「燃え尽き症候群」の議論再燃
[ロンドン 15日 ロイター] 女子テニス世界ランク1位のジュスティーヌ・エナンが14日に突然引退を発表したことで、関係者らの間では「燃え尽き症候群」の議論が再燃している。
12年間エナンのコーチを務めたカルロス・ロドリゲス氏はロイターに対し、エナンは単純に「自分を成功に導いてきた情熱」を失っただけとコメント。ただ、全仏オープンまで2週間を切った時期の引退表明は、関係者にとってもまったくの予想外だったと言える。
今回のエナンの引退は、20年以上前のトレーシー・オースティンとアンドレア・イエガーの引退を機に、テニス界が取り組んできた燃え尽き症候群に関する対策が効果を挙げていないことも示唆している。
マリア・シャラポワは今週に入り、大会プロモーションのあり方になどについて、女子テニス協会(WTA)が選手側の要望を無視していると非難していた。
一方、過密スケジュールが指摘されてきたWTAは、2009年のツアー短縮を計画。WTAのラリー・スコット最高経営責任者は15日、ロイターの取材に対し「2009年にはツアー史上最も抜本的な改革を行う。オフシーズンも今より長くなる」と述べた。
ただ、こうした取り組みも、残念ながらエナンにとっては遅過ぎたのかもしれない。
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