五輪=体操男子団体は中国に次ぐ2位発進、個人は中国の楊威がトップ
[北京 9日 ロイター] 北京五輪男子体操は9日、個人総合の予選も兼ねた団体総合予選を行い、日本は中国に次ぐ2位で決勝に進んだ。
地元観客の大声援に支えられ中国勢が躍動的な演技を行う一方、五輪2連覇を目指す日本勢は立ち上がりこそ順調だったものの着地やあん馬のミスが目立ち、トップを維持できなかった。中国に5点以上の差をつけられた日本だが、12日の決勝では持ち前の「細やかな美しい演技」で逆転優勝を狙う。
予選の合計得点は中国が374.675点で日本は369.550点。3位はロシアの366.255点で、この他に韓国、ドイツ、米国、フランス、ルーマニアが決勝に駒を進めた。
3つのグループに分けて行った予選で日本は中国と同じグループだった。地元で人気が高いエース楊威など中国選手への大声援と演技終了後の大歓声と拍手が会場となった国家体育館に何度も響き渡った。
日本は最初の平行棒で全員が15.5点以上を取るなど滑り出しは好調だったが、着地ミスや4番目のあん馬でミスが続出。「力が入り過ぎた」と話す内村航平のほか、あん馬が得意な鹿島丈博まで珍しく失敗した。
団体総合で中国と5点差がついたことに内村は「中国はミスしてはいけない相手だとわかっていた。ミスなしで負けていたら悔しいが、きょうは日本にミスがあった」と冷静に分析。決勝に向けては「特別なことはできないが、これまでやってきたことをミスなく出したい」と抱負を述べた。
主将でエースの冨田はこの日の演技について「体が重かった」と一言。中国選手に対する応援の影響については「前から予想していたこと」と言葉少なに語った。
個人総合では楊威が93.875点でトップとなり、日本勢では内村が92.050点で4位につけた。坂本功貴、冨田が5、6位と続いた。
(ロイター日本語ニュース 大林優香記者)
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