五輪=ソフトボール日本代表、上野が連投し米国を破り金メダル

2008年 08月 21日 22:31 JST
 

 [北京 21日 ロイター] 北京五輪ソフトボール日本代表は21日、決勝で強豪米国と対戦し、3─1で勝利を収め、悲願の金メダルを獲得した。

 ソフトボールは2012年のロンドン五輪では正式種目から除外されることが決まっており、日本は最後の五輪で過去3大会の覇者である米国を破り、有終の美を飾った。

 豊台ソフトボール球場で行われたこの日の試合は、曇り空の下、午後6時半(日本時間午後7時半)に開始。延長戦になった前日の2試合で合計21イニングを投げ抜いたエース上野由岐子が先発登板し、気迫のピッチングを続けた。

 日本は1回にいきなり1アウト満塁のピンチを迎えるが無失点で切り抜け、3回には三科真澄の2塁打と俊足狩野亜由美の内野安打で日本が先制点を挙げた。4回に山田恵里の本塁打で1点を追加。雨で試合が一時中断した後、4回米国の攻撃で、長打者クリストル・ブストスに本塁打で1点を返されたが、7回に日本がヒットと相手のエラーで1点を追加。会場に詰め掛けた日本の応援団の大声援を支えに、上野がコントロールの利いた高速ピッチングを続け、守りきった。

 死闘を続けてきた上野は試合後、「マウンドで鳥肌が立った」とコメント。本塁打で追加点を挙げた主将の山田も「五輪で自分の全てを出せた」と満足そうに語り、本塁打については「感触がなかった。応援が乗せてくれた」と喜びを爆発させた。

 選手として3大会を経験し、今回初めて監督として五輪の舞台に臨んだ斉藤春香監督は、「私は(最高が)銀メダルでしたが、選手達には金メダルをかけさせてやりたかったのでうれしい」と語った。上野に連投させたことについては「上野と心中するつもりで行った。最後まで苦しい練習を乗り越えてくれた」と上野の頑張りを称えた。

 初戦から「一戦必勝」の言葉を繰り返し、前日の死闘の後には「選手みんなに力がある。チームを信じ、自分を信じて、チーム一丸となって戦う」と話していた斎藤監督。「選手がよくがんばってくれた。悲願が達成できてみんなに感謝したい」。試合を終えた監督の目に涙が光った。

 (ロイター日本語ニュース 大林優香記者)

 
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