五輪=男子マラソンはワンジルが金、猛暑の高速レースに日本勢は脱落
[北京 24日 ロイター] 北京五輪は最終日の24日、男子マラソンを行い、サムエル・ワンジル(ケニア)が2時間06分32秒の五輪新記録で優勝した。2位はジャウアド・ガリブ(モロッコ)、3位はツェガエ・ケベデ(エチオピア)。
強い日差しのなか猛暑でのレースとなったが、ケニア勢やエチオピア勢が積極的に引っ張り世界記録に迫る高速レースとなった。日本勢は序盤で大きく遅れ、尾方剛は13位、佐藤敦之は最下位に沈んだ。
<徐々に高まる気温、世界記録に迫るハイペース>
レースは序盤からハイペースの展開。トップ集団は最初の5キロの14分50秒台から次の5キロは14分30秒台にペースアップ。15キロでは15分11秒とやや落ち着いたものの、20キロまでは再び14分30秒台にピッチを上げた。世界記録に迫る高速ペースにトップ集団から徐々にランナーが脱落していく。
前日夜に降り続いた雨がやみレース開始から強い日差しが照り付けるマラソンには厳しい天候。現地時間午前7時半の早朝にスタートしたが徐々に気温は上昇、「はじめの5キロは涼しかったが太陽が出てから厳しくなった」(尾方)という。
トップ集団は20キロを前にワンジルとマーティン・レルのケニア勢2人を中心に5人にまで絞られた。さらに30キロ手前でワンジル、デリバ・メルガ(エチオピア)、ガリブが抜け出し、ワンジルは35キロすぎでさらに加速、後続を振り切りゴールした。
ワンジルはレース後、「残り6キロでペースを上げてみた。きつかったが、彼ら(他のランナーたち)はついてこられなかった」と語った。
優勝記録は1984年のロサンゼルス大会でカルロス・ロペス(ポーランド)が出した五輪記録2時間09分21秒を更新し、2007年9月30日のベルリンマラソンでハイレ・ゲブレセラシエ(エチオピア)が出した世界最高記録2時間04分26秒に迫った。日本に長く在住していたこともあるワンジルはケニアに初のマラソン金メダルをもたらした。 続く...







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