中国株は08年半ばにピークに達する可能性=ゴールドマン
[上海 21日 ロイター] ゴールドマン・サックスは21日、中国本土と香港市場に上場している中国株は2008年半ばにピークを迎える可能性があるとの見方を示した。
中国本土の主要300株の08年のリターンは、高いバリュエーションなどを理由に11.3%のマイナスになると予想。一方 香港上場の中国本土企業株(H株)の08年のリターンは8.8%のプラスを見込んでいる。
ゴールドマンは調査リポートで、08年夏に開催される北京五輪に言及し「熱狂的な心理や流動性により、中国株は08年前半に持続不可能な高水準に達する」との見通しを示した。「その後は、成長・利益率・インフレ・バリュエーションをめぐる懸念から反落すると確信する」としている。
リポートは中国担当首席ストラテジストのトマス・デング氏らが中心となって執筆した。
中国株の指標である上海総合株価指数.SSEC(外貨建てB株と人民元建てA株の両方をカバー)は、力強い経済成長や企業収益を背景に、06年初めからの伸びが350%に達している。A株の平均PER(株価収益率)は、今年10月中旬以降14%低下しているが、依然として06年利益の約60倍を上回る。香港株のPERは22倍。世界の投資家の間ではバブルとの声も根強い。
モルガン・スタンレーは20日公表の調査リポートで「A株市場はバリュエーション的にみて世界の株式市場における最大のバブルだが、そればかりでなく、収益的にも最大のバブルの一つだ」と指摘。今後悪材料が重なれば、日本が1980年代後半に経験したような調整が起きる可能性もあると警告した。
ゴールドマンは、滬深300指数.CSI300の水準について、08年末までに4700ポイントを予想。同指数は、上海・深セン市場のA株300株で構成され、大半のA株投信でベンチマークに使われている。ハンセン中国企業株指数(H株指数).HSCEは、08年末までに1万9600ポイントを想定している。
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