東南アジア株式=大半が下落、米リセッションやインフレ懸念で
[シンガポール 4日 ロイター] 4日の東南アジア株式は、大半の市場で下落した。米国のリセッション(景気後退)やインフレ高進に対する懸念から企業収益が悪化するとの見方が広がり、シンガポールのセムコープ・インダストリーズ(SCIL.SI: 株価, 企業情報, レポート)やフィリピンのアヤラ・ランド(ALI.PS: 株価, 企業情報, レポート)などが売られた。
シンガポールのストレーツ・タイムズ指数(STI).FTSTIは0.23%安。ネプチューン・オリエント・ラインズNEPS.Sが5.3%高、銀行首位のDBS(DBSM.SI: 株価, 企業情報, レポート)が1.1%となり、STIは大幅下落を免れた。
セムコープは4.3%安の4.25シンガポールドルと、5営業日連続の下落。ゴールドマン・サックスは、公益事業の収益がピークを打ったかもしれないとして、目標株価を4.60シンガポールドルに引き下げた。
クアラルンプール市場.KLSEは1.25%安、ジャカルタ市場.JKSEは0.66%安。
ある市場関係者は「公式な統計はないが、ほとんどの人は米国がリセッション状態にあると考えている」と述べた。
ベトナム市場.VNIは下落トレンドが続き、4.15%安。バンコク市場.SETIは1.37%安。タイ政府は景気てこ入れのため、上場企業の法人所得税を引き下げるとのニュースがあったが、反応薄。
マニラ市場.PSIは逆行高となり、0.93%高。フィレックス・マイニング(PX.PS: 株価, 企業情報, レポート)が4.2%高となるなど商品株が買われた。
マレーシア市場では、PPBグループ(PEPT.KL: 株価, 企業情報, レポート)が5.7%安。パブリック銀行(PUBM.KL: 株価, 企業情報, レポート)、ブミプトラ・コマース(BUCM.KL: 株価, 企業情報, レポート)はともに1.9%安。
アナリストらによると、マレーシアでは8日の総選挙を控えて、市場に不透明感が広がった。ただ一部では選挙が終了すれば底打ちするとの予想がある。
他のアジア市場についても、株価は底に近いとの見方があるが、市場関係者によると、今月中にさらに5―10%下落する可能性もあるという。
ベトナム市場では、ベトナム・デアリーVNM.HM、サイゴン・セキュリティーズSSI.HMが4%超安。
その他の地域では、バンコクのランド・アンド・ハウスLH.BKが3.7%安。
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