東南アジア株式=大半で下落
[バンコク 5日 ロイター] 5日の東南アジア各国株式市場の株価は、大半で下落した。シンガポール市場は、投資判断の引き下げでコスコ株(COSC.SI: 株価, 企業情報, レポート)が急落したことに圧迫され、2週間ぶり水準に下落した。また、粗パーム油相場の下落で、各地のパーム油関連株が打撃を受けた。
アジアは世界的な成長減速の圧迫感を受けており、各国中央銀行は急伸するインフレの抑制にてこずり、金利上昇観測が浸透、域内の投資家は新興市場国の健全性について、懸念を抱いている。
ティスコ証券のビワット・テチャプーンポル氏は「アジア各国の株式市場は以前の安値を試している。否定的な材料は依然、米経済と金融機関の財務の健全性だ」と指摘した。
シンガポール市場.FTSTIは3営業日続落し、0.54%安。これは2週間超ぶりの安値だ。
ジャカルタ市場.JKSEは1.89%安、バンコク市場.SETIは1.12%安と、いずれも2週間超ぶりの水準に下落した。
クアラルンプール市場は1.73%安と2週間ぶり安値付近。7月のインフレ率が17年ぶり水準付近に上昇し、金利上昇観測が強まるホーチミン市場.VNIは実質的に横ばい。
パーム油関連銘柄では、シンガポールのゴールデン・アグリ・リソーシズ(GAGR.SI: 株価, 企業情報, レポート)が9.7%安。ウィルマー(WLIL.SI: 株価, 企業情報, レポート)は4.3%安。
バンコクのユニワット・パームUVAN.BKとユナイテッド・パームオイルUPOI.BKはいずれも1.9%安。クアラルンプール市場のIOI(IOIB.KL: 株価, 企業情報, レポート)は9.09%安、サイム・ダービー(SIME.KL: 株価, 企業情報, レポート)は3.85%安。
コスコ(COSC.SI: 株価, 企業情報, レポート)は7.7%安。JPモルガンは鉄鋼価格の上昇を懸念、コスコの投資判断を引き下げた。
一方、ユナイテッド・オーバーシーズ銀行(UOBH.SI: 株価, 企業情報, レポート)は1.97%高。融資の力強い伸びを背景に、四半期利益が2.7%と予想外の増加を示したことが評価された。
ジャカルタ市場では、ブミ・リソーシズ(BUMI.JK: 株価, 企業情報, レポート)が9.4%安。シティグループが目標株価が引き下げたことが嫌気された。バンコク市場でもエネルギー株が全体を圧迫。PTTPTT.BKは4%安、PTTエクスプロレーション・アンド・プロダクションPTTE.BKは5.3%となった。
クアラルンプール市場では、MMC(MMCB.KL: 株価, 企業情報, レポート)が22.3%の大幅安。
ホーチミン市場ではチュ・ダック・トレーディングTMC.HMとシエン・ナム・トレーディングTNA.HMがいずれも2.99%安と、下げを主導した。
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