〔話題株〕フジテック<6406.T>:ダルトンがMEBO提案取り下げへ
[東京 10日 ロイター] 米系投資ファンドのダルトン・インベストメンツは、保有するフジテック(6406.T: 株価, ニュース, レポート)株の一部を米総合電機大手のユナイテッド・テクノロジーズ(UTC)(UTX.N: 株価, 企業情報, レポート)グループに売却した後、フジテックへのMEBO(経営陣と従業員による企業買収)提案を取り下げる方針を固めた。ダルトン日本法人が9日、ロイターに明らかにした。米オーチス・エレベーターを傘下に持つUTCグループはフジテックの筆頭株主になる。
ダルトンは昨年4月、エレベーター専業のフジテックに対してMEBOを提案したが、昨年12月、米UTCグループとの間で、フジテック株の一部譲渡で合意した。株式譲渡は、UTCグループが米国の関係当局の承認を得たうえで実行する。
UTCグループのリバーバンク・ホールディングスが、ダルトンからフジテック株1047万7700株を1株あたり695円で譲り受けて、11.23%(議決権ベース)を所有して筆頭株主になる。この結果、UTCグループとしてのフジテック株の保有比率は、UTパークビューがすでに持っている株式と合わせて16.05%(同)となる。
ダルトンは、フジテック株の一部売却で議決権比率は15.38%から4.15%(保有比率は4.13%)に低下し、第8位の株主になる。ダルトン日本法人は、UTCグループへのフジテック株の売却について「金融バイヤーとしての保有には限界があり、オーティスを持つUTCが筆頭株主になる方が企業価値が向上する」との見解を示した。一部売却後のフジテック株については「当面は主要株主として保有していく」方針。
フジテックの9日終値は前営業日比9円高の608円。
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