〔テクニカル分析〕日経平均・日経平均先物当限=10日現在
水野 文也記者
[東京 10日 ロイター] 日経平均.N225、日経平均先物当限JNIc1は、小幅続
伸。現物・先物はともに、上値・下値を切り上げたものの、上値に対して慎重な様子をう
かがわせる動きとなっている。
一方、移動平均線では、終値が引き続き5日線を上回っており、短期的にも強気のパタ
ーンを維持した。
現物の足は、短い上ヒゲと長めの下ヒゲを伴う「小陰線」となった。上値・下値を切り
上げたほか、約3カ月ぶりに9000円大台を回復するなど、上昇指向の強さを感じさせ
ている。とりわけ、目先的に天井形成すると思わせた6日の直近高値(8992円06銭)
を更新したことで、同高値を頂点とする「三尊天井」のパターンになる恐れがなくなるな
ど、テクニカル的に一段と強気に傾斜するところだ。前日の上げが急ピッチである上、目
先的な9000円回復で目標達成感が生じるところでもあり、伸び悩みを示した動きは悲
観する材料にはならない。なお、強気のトレンドが継続しているとみていいだろう。
今回の足は、長めの下ヒゲが特徴となる「下影陰線」で、高値波乱と思わせる症状とな
った。高値圏で出現したために、売り転換を示唆する「首つり線」と解釈することもでき
るが、心理的な抵抗線である9000円のほか、6日高値を更新するなどチャート上では、
なお上値余力が十分の様子だ。
ただ、9000円前後の水準では6日高値の時点でもそうだったが、伸びが鈍ったのも
事実。1月7日の年初来高値(9325円35銭)や9500円どころが強力な戻りのフ
シとして意識されているため、このまま強い基調を維持したとしても、上値を一気に追う
ような動きとなるのは難しい印象だ。1月7日高値を目前にもたつくようであれば、
9000円前後で値固めをすることも考えられる。
当面は、3月10日安値(7021円28銭)と1日の直近安値(8084円62銭)
を結んだラインの延長線上にある下値支持線を維持できれば、中期的な上昇トレンドが継
続する形となるため、翌日であれば8800円前後がその下値メドとして意識されよう。
さらに、8日の直近安値(8556円75銭)が支持線として注目される。半面、上値に
ついては1月7日高値が目先の目標になりそうだ。
[移動平均線]
・終値が5日線を上回って推移。強気トレンドを鮮明にしている。
[一目均衡表]
・終値、遅行線がともに「雲」領域の上方で推移している。強気のパターンを継続した。
[オシレーター]
・RSIは4、9、14日が、続伸。
・ストキャスティクスは、%K線が小反落、%D線が小幅続落。
[パラボリック]
・日経平均、同先物は、買いポジションを継続。
日経平均(買いポジション、4月6日転換)
日経平均先物当限(買いポジション、4月6日転換)
(ロイター日本語ニュース)
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