UPDATE1: 東京株式市場・大引け=反落、不動産など内需系を選好
日経平均.N225 日経平均先物9月限<0#2JNI:>
終値 10039.67 (-96.15) 終値 10040 (-100)
寄り付き 10126.55 寄り付き 10110
安値/高値 10029.59─10126.55 安値/高値 10030─10140
出来高(万株) 249702 出来高(単位) 55338
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[東京 15日 ロイター] 東京株式市場で日経平均.N225は反落。ファンド勢を
中心に売り優勢の地合いだったが、年金筋が買い支え、1万円の水準は維持した。景気回
復期待は根強く底堅い地合いは続いたものの、SQ(特別清算指数)通過で一巡感が出た
ほか短期的な過熱感もあり利益確定売りが先行した。指数寄与度が大きい値がさハイテク
など輸出株の一角が上げ一服となる一方、市況底入れ期待の不動産関連株など内需系セク
ターが買われた。
東証1部騰落数は値上がり1014銘柄に対して値下がり582銘柄、変わらずが
109銘柄だった。東証1部売買代金は1兆7548億円。
16日にロシアで開催されるBRICs(ロシア、ブラジル、中国、インド)首脳会議
で外貨準備多様化の話が出ればドルが振れることもありうるとみて、内需系銘柄に投資家
の目が向いているという。一方、輸出株は、これまで景気回復による需要回復期待からリ
バウンド相場をけん引してきており、いったん利益確定売りが出た。「輸出株の利益確定
売りに内需株の買い戻しを組み合わせた一種のリターン・リバーサルが個人投資家などか
ら出ている」(大手証券)と指摘された。
内需株のリード役となったのは不動産株。16日発表の5月首都圏マンション発売戸数
が1年9カ月ぶりに前年比プラスとなる見込みが強まり、個人の買い戻しが急増している
という。東北ミサワホーム(1907.T: 株価, ニュース, レポート)や有楽土地(8838.T: 株価, ニュース, レポート)、東京建物不動産販売(3225.T: 株価, ニュース, レポート)な
どが東証1部値上がりランキングの上位を占めた。市場では「一部では千葉市長選挙で民
主党推薦の候補者が勝利したことで、民主党政権誕生の可能性が高まったとみて、大型経
済対策期待から内需系銘柄を物色する動きもあるようだ」(みずほ証券エクイティストラ
テジストの瀬川剛氏)との指摘もあった。
後場に入り日経平均はやや軟化、前営業日で一時100円近いマイナス幅となった。手
掛かり難のなか、香港などのアジア株安やグローベックス(シカゴの24時間金融先物取
引システム)で米株先物がマイナス圏で推移していることなどを受けて、売りに押されて
いるという。市場では「日経平均は特に大きな材料なく1万円を回復したこともあり、い
ったんの調整は必要」(国内証券)との声が出ていた。
米マクロ系のファンド勢が株売り/債券買いの動きも指摘された。邦銀系の株式トレー
ダーは、足元の取引で国内年金筋や米系の年金筋は買いを入れているもようだが、米ファ
ンド勢は株売りだとしたうえで、「海外勢も買い一辺倒ではなくなった」との見方を示し
た。
ただ、市場では「個人投資家を中心に物色意欲は依然強い。マザーズなど新興株式市場
も上昇している。材料には乏しいが、値動きの良さにつられた買いが入り、さらに値が上
がるという展開になっている銘柄が多い」(準大手証券関係者)との声が出ている。また、
「売買高が盛り上がらず主力株の動きが鈍い。香港、台湾などアジア株安も嫌気されて
いる。日経平均はさえないが、個人やディーラーなどが低位、低PBRの中小型株を物色
する動きが活発になっている」(準大手証券トレーダー)と買い意欲が根強いと指摘され
る。
銘柄別では、三井住友フィナンシャルグループ(8316.T: 株価, ニュース, レポート)が7%近く下げた。三井住友F
Gの株価は4月以降回復基調にあり、12日には年初来高値4520円に上昇していた。
同グループの普通株の公募増資については、前週末に9000億円超と報じられた。市場
では「9000億円ちょうどぐらいではないか」(株式トレーダー)といった観測から、
同銘柄はやや頭が重い展開になったとみられている。
(ロイター日本語ニュース 吉池 威記者)
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