新興国市場投資、08年はアウトパフォームの度合い低下=メリル
[ニューヨーク 3日 ロイター] メリルリンチは3日、2008年の新興国市場投資の運用成績について、商品相場の上昇やドル安が追い風になるものの、対外リスクが高まっているほか、強地合いが長年続いたことでアセットクラスとしての魅力が低下するため、アウトパフォームする度合いは低下するとの見通しを示した。
メリルによると、新興国株式市場でのリターンは来年15─20%となり、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)が主導する見通し。
ただ、新興国でのインフレ上昇に加え、世界的な景気後退懸念により、引き続き不安定な値動きになるとみられている。
メリルは「株式市場の強気相場はデフレ・懸念・割安な株価の時代に始まった。それはインフレ・どん欲・割高な株価の時代に終わる。まだそこまでは至っていない」と指摘。「新興国の株式のバリュエーションは先進国のそれと等価水準に達した。しかし、企業収益の伸びが上回っているため上昇余地がある」としている。
メリルによると、新興国の外債は引き続き来年初めの数カ月は米債をアウトパフォームする見通しだが、「米社債市場の改善により、ある時点で投資家の興味は米国に戻る」と予想されている。
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