Reuters logo
今日の株式見通し=弱もちあい、ドル110円割れの円高嫌気 地政学リスクも意識
2017年4月11日 / 23:02 / 6ヶ月後

今日の株式見通し=弱もちあい、ドル110円割れの円高嫌気 地政学リスクも意識

[東京 12日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、弱もちあいの動きが予想される。外為市場でドル/円JPY=が109円台まで円高が進行したことを受け、序盤から主力株を中心に売りが優勢となる見通し。地政学リスクへの警戒感が引き続き相場の重しとなる一方、日銀によるETF(上場投信)買いの期待が下値を支えるとみられ、安値圏でもみ合いを続ける展開となりやすい。

日経平均の予想レンジは1万8500円─1万8700円。

前日の米国市場で主要株価3指数はそろって下落。シリアや北朝鮮情勢を巡る懸念が強まり、相場の地合いが悪化した。CBOEのボラティリティー・インデックス(VIX).VIXは昨年11月の大統領選以降、初めて15ポイントを上回って引けた。

安全資産とされる円は主要通貨に対して上昇。ドル/円については米国債利回りの低下も加わり、節目の110円を割り込む格好となった。ただシカゴの日経平均先物6月限(円建て)清算値は1万8640円、大阪取引所の夜間終値は1万8630円を付けており、今月7日に付けた現物指数の年初来安値(ザラ場ベース)と比べ100円以上、高い水準にある。

序盤の東京市場で現物株は軟調な滑り出しが想定されるものの、日経平均が1万8600円や年初来安値に接近した場面では、押し目買いで下げ渋る動きも見込まれる。TOPIXがマイナス圏で前引けとなれば、日銀によるETF買いが意識され、売り込みづらい時間帯が継続しそうだ。

今週末の海外市場は休場となるところが多く、海外投資家によるマネーフローは細りやすいものの、「東証の空売り比率は3月末以降、高止まりしており、円高・株安の進行前に売り方のショートポジションが積み上がってきた。短期筋によるショートポジションの巻き戻しが相場の下支えとなることも見込まれる」(岡三証券シニアストラテジスト・小川佳紀氏)との声もある。

もっとも、15日の北朝鮮・故金日成主席生誕105周年を前に、シンガポールに寄港していた米空母カールビンソンは朝鮮半島に向けて航行中。地政学リスクの高まりに対する警戒は継続している。当面は積極的に動きにくい地合いが続くと予想され、日本株に対しても買い戻しの動きは限られそうだ。

きょうは国内では2月機械受注(内閣府)、3月企業物価指数(日銀)が公表される予定。LIXILビバ(3564.T)が東証1部に新規上場する。海外では中国の3月消費者物価指数や、米3月財政収支などの公表を控えている。

前営業日終値 年初来高値 年初来安値

日経平均.N225      18747.87 19668.01 18517.43

-50.01 2017年3月2日 2017年4月7日

シカゴ日経平均先物6月限 18640(円建て)

*内容を追加しました。

長田善行

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」
0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below