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SUBARU、今期営業益予想0.2%減 世界販売は最高更新を計画
2017年5月9日 / 04:28 / 5ヶ月前

SUBARU、今期営業益予想0.2%減 世界販売は最高更新を計画

 5月9日、SUBARUは、2018年3月期(今期)の連結営業利益が前期比0.2%減の4100億円になる見通しと発表した。写真は同社のロゴ。都内で2015年11月撮影(2017年 ロイター/Issei Kato)

[東京 9日 ロイター] - SUBARU(7270.T)は9日、2018年3月期(今期)の連結営業利益が前期比0.2%減の4100億円になる見通しと発表した。試験研究費の増加や原材料価格の上昇などが響く。会社予想は、トムソン・ロイターの集計したアナリスト19人の予測平均値5385億円を大きく下回る。

世界全体での今期の新車販売は前期に比べ約4万1000台多い110万5500台と6年連続の過去最高を計画するが、相対的に利幅の薄い小型車「インプレッサ」の台数が増える。また、主力の米国市場では販売が3%伸びるとみるが、2度の利上げを想定して販売促進費用が増加する。

吉永泰之社長は決算会見で、販売促進費用の増加は「金利上昇下でも低金利クレジットなどを維持するため」と説明した。ただ、インセンティブ(販売奨励金)を極力抑えるという方針に変更はないという。米国市場については「1―4月まで米国の全体需要は前年割れをしている」と指摘、「全体需要はピークアウトしていると思う」と話し、「業界全体としてインセンティブは増えている。スバルの販売は好調を維持しているが、販売環境は厳しい方向に変わってきている」と述べた。

今期の売上高は前期比2.8%増の3兆4200億円と6年連続で過去最高となる見込み。純利益は同0.9%増の2850億円を予想する。今期以降の配当性向は30―50%とし、従来の20―40%から引き上げる。今期の想定為替レートは1ドル=110円(前期実績は108円)、1ユーロは120円(同119円)に設定した。

<「ブランド磨き実力向上、優先順位つける」>

営業利益率は16年3月期が17.5%だったが、前期は12.4%、今期は12%予想と下がる。吉永社長は、過去5―6年は「良い条件が重なって」2桁の営業利益率を達成できたとし、今後も2桁の営業利益率という目標の「旗を降ろすことはしない」と述べた。ただ、「安定的に(2桁の利益率を)出せるところまでブランド力は高まっていない」とも話し、今期だけで形を整えようとせず、「とにかく実力を上げていきたい」と語った。  

また、自動車産業では電動化、自動運転、コネクテッドカー(つながる車)、シェアリングなど「異次元の技術進化が起きている」が、同社は「それらをいっぺんに全部やる人的資源はない」ため、取り組みに優先順位をつける考えを示した。環境対応に直結する電動化は「会社の規模にかかわらず力を入れないといけない」とし、品質への徹底的なこだわりと合わせて最優先すると述べた。自動運転、コネクテッドカーは「電動化より優先順位が後になるかもしれない」といい、シェアリングは「少しプライオリティを下げる」と語った。

*内容を追加しました。

白木真紀

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