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インタビュー:市場変動に慌てて反応することない=西村内閣府副大臣
2013年6月14日 / 10:58 / 4年前

インタビュー:市場変動に慌てて反応することない=西村内閣府副大臣

[東京 14日 ロイター] 内閣府の西村康稔副大臣は14日午後、ロイターとのインタビューに応じ、株安や円高が続く最近の金融市場動向について、政権交代後の急ピッチな変動の調整局面にあるとの見方を示し、きょう閣議決定した成長戦略を推進する考えを強調した。

副大臣との主なやり取りは以下の通り。

<市場が政府の成長戦略「試している」>

──株安・円高が続いている。

「若干株価が乱高下しており、変動幅が大きい。株価や為替の水準にコメントはしないし、一喜一憂もしないのが基本方針だが、株価は安定的に伸びていく姿が望ましい。幅広くいろいろな人に投資してほしいが、変動幅があまりに大きいと、良識ある投資家が参加しにくくなってしまうことを危惧している」

「米国でいい経済指標が発表されると、量的緩和策を縮小するとの観測から株価が下落するという金融相場になっている。短期的な資金に翻弄(ほんろう)されている面がある。実体経済を評価し、見てもらいたい」

──市場変動に対する政府の見解は。

「株価上昇や為替変動が急激だったので、その調整局面にあり、そう慌てて反応することはないというのが共通認識だ」

「(成長戦略を)着実に実行していけば、足元の経済指標はいいので、日本経済全体の動きは心配していない。中長期的に日本は必ず経済を回復させる。足元の姿、今動いている方向性を見てほしい」

「(相場の)上げ方が急激だったので、調整するのは当然だと思うし、日本に投資しようか迷っていた人に、買うチャンスを与えてくれたと取れなくもない。できるだけ前向きに見ていきたい」

「われわれの実行力を試し、促しているとの市場の力も感じる。絵に描いた餅との批判に負けないよう、しっかり実行していくと首相以下、皆で確認し合った。市場から促されていると思うので、それに応えたい」

<日銀の対応を信頼し尊重>

──日銀が長期資金供給策を見送った。

「日銀の判断を信頼して尊重したい。見方はいろいろある。日銀はいろいろなことを常に考えながら、臨機応変にやってくれると思う」

<法人税減税は中期的課題>

──法人税減税についての考えは。

「まずは国内投資を増やさないといけないので、思い切った設備投資減税をやりたい。その後、それを見極めながら、どのくらい成長して税収が増えるのかを見ながら、中期的な課題として、法人税全体を下げることも引き続き念頭に置きながらやっていく」

「7割ぐらいの企業が法人税を払っていない状況で下げても、効果がないとの議論もある。一方で海外企業に進出してもらうためには、下げないと日本を選んでくれないところもある。総合的に判断したい」

「法人税全体を下げても、投資に回らず内部留保に回ってしまっては意味がない。(投資減税には)意欲を見せてくれる企業を優遇する政策的効果がある」

<消費増税、この調子でいけば来年4月に実施>

──消費増税について。

「足元の経済はいい。この調子でいけば、正式には9月に判断するが、来年4月の消費税引き上げを実行することになると思う」

「8月から9月にかけて(財政再建も)しっかり議論する。(PB目標も)守ることとしているので、その道筋を作りたい。そのためにも消費税は引き上げることになる」

(ロイターニュース 梶本哲史、基太村真司;編集 田中志保)

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