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米経済は緩やかな拡大継続、財政問題で不透明感=ベージュブック
2013年10月16日 / 18:52 / 4年前

米経済は緩やかな拡大継続、財政問題で不透明感=ベージュブック

10月16日、米FRBは地区連銀経済報告で、米経済が引き続き「控えめから緩やかな」ペースで拡大したとの認識を示した。写真はワシントンのFRBで7月撮影(2013年 ロイター/Jonathan Ernst)

[ワシントン 16日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は16日発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で、米経済が9月から10月上旬にかけて、引き続き「控えめから緩やかな(modest to moderate)」ペースで拡大したとの認識を示した。

財政問題をめぐる不透明感で信頼感が幾分弱まっているものの、景気の勢いは引き続き堅調との見方だ。

報告は「12地区の報告は、9月から10月上旬にかけての期間中、国内経済活動が控えめから緩やかなペースで拡大を続けたことを示した」とした。

また「各地区の調査対象企業は全般的に、将来の経済活動の見通しついて引き続き慎重ながら楽観的だった」としつつ、「政府機関閉鎖と債務上限協議を主な要因とする不透明感の増大を指摘する向きも多かった」と報告した。

政府機関の一部閉鎖で経済指標の発表が滞っており、ベージュブックは閉鎖開始以降の米景気を判断する上で大きな手掛かりとなる。

ただ、今回の報告はシカゴ地区連銀が10月7日までに入手した情報に基づき作成しており、閉鎖開始から1週間分の状況しか反映されていない。

TD証券の米調査・戦略部門責任者、ミラン・ムルレイン氏は「ベージュブックは、ここ数カ月に経済活動が安定していることを示している」と分析。「政治の機能不全がどのような影響をもたらしているのか正確に把握するには時期尚早かもしれないが、当初の段階では、成長へのマイナスの影響は限定的であるようだ」との見方を示した。

政府機関の一部閉鎖で、9月の雇用統計の発表は延期を余儀なくされており、雇用と失業という最も重要なデータが不足している。だがFRBは慎重なペースながらも、就業者数は引き続き拡大したと判断している。

「雇用の伸びは9月も引き続き小幅だ。医療保険制度改革法(オバマケア)の導入や財政政策全般をめぐる不透明感を理由に、複数の地区で増員には慎重との報告があった」としている。

報告書はまた、物価および賃金圧力は依然抑制されていると指摘。

消費支出はやや増加しており、自動車販売は堅調な一方、小売売上高は横ばいとしている。設備投資は大半の地区でやや増加した。

報告書からは、米経済のけん引役である住宅市場も底堅さを維持していることがうかがえる。建設、不動産活動は9月も引き続き改善したとしており、住宅販売は拡大、価格は上昇するとともに、在庫は引き続き低水準にとどまっていると指摘している。

*内容を追加して再送します。

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