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4─6月法人企業統計、設備投資額は前年比3期ぶり増加
2013年9月2日 / 00:22 / 4年前

4─6月法人企業統計、設備投資額は前年比3期ぶり増加

9月2日、財務省が発表した2013年4─6月期の法人企業統計(金融業・保険業を除く)によると、設備投資額(ソフトウエアを含む)は全産業で前年比0.02%と3期ぶり増加となった。群馬県で昨年3月撮影(2013年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 2日 ロイター] - 財務省が2日発表した2013年4─6月期の法人企業統計(金融業・保険業を除く)によると、設備投資額(ソフトウエアを含む)は全産業で前年比0.02%と3期ぶり増加となった。

ただ、製造業の設備投資額は前年比9.1%減と3期連続減少し、自動車関連を除き低迷している。一方、非製造業は同5.6%増と3期ぶりに増加に転じた。前期比でもソフトウエアを除く設備投資額(季節調整済み)は、非製造業の好調により全産業で2.9%増と3期連続で増加した。

売上高は全産業で前年比0.5%減と5期連続の減収ながら、減少幅は縮小傾向にある。経常利益は前年比24.0%増となり、6期連続で増益となった。自動車の好調が波及したほか、円安も奏功した。

<設備投資、消費好調や自動車の投資が牽引>

4─6月の設備投資額は全産業で8兆3106億円と前年比0.02%の微増。非製造業が同5.6%増加とけん引し、大型補正予算による公共工事や個人消費の好調を背景に、建設業や不動産業で大型ビル建設、住宅資材関連の投資が好調だった。また、コンビニやスーパーの新規出店の相次いだ卸・小売業が伸びた。

製造業は同9.1%減少、輸送機械の新車対応投資や石油・石炭が給油所改築などで増加したものの、その他の主要業種は軒並み減少した。

前期比でみると、製造業は減少傾向が続き、まだ底を打っていない。ただ、減少幅は徐々に縮小してきており、4─6月期は同0.6%減。非製造業は3期連続で増加を続けている。

<減収増益、自動車関連が下支え>

売上高は、全産業で同0.5%減と5期連続の減収だが、このところ減収幅は縮小しつつある。

製造業が4期連続の減収となったが、非製造業は5期ぶりに増収となり、対照的だった。製造業で持ち直したのは輸送用機械。前期までの2ケタ減から0.6%増とわずかながら増収となった。北米自動車販売の好調や円安効果が寄与した。

しかし、その他の主要業種は振るわず、食料品は低価格志向の継続で価格が下落。生産用機械は海外向け鉱山用機械や建設用機械が減少、情報通信機械はパソコン需要の減少が響いた。

非製造業が増収に転じたのは、商社の自動車取り扱い増加や不動産業の好調などが主な要因。

一方、経常利益は全産業で同24.0%増と大幅増益となった。製造業でも3期連続増加し、コストカット効果や円安などを背景に51.5%の増益。非製造業は増収を背景に11.3%増と2期ぶり増益となった。

財務省は、売上高の減少幅が縮小していることや、経常利益が6期連続で増益となっている点、設備投資が3期ぶりに増加したことを評価した。日本経済は足元で持ち直しており、今後は輸出の持ち直しや各種政策効果もあり、企業収益の改善が家計や設備投資に波及していくと期待している。

法人企業統計は四半期ごとに調査が行われ、資本金1000万円以上の法人企業が対象。

*内容を追加します。

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