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タイのインラック首相が議会解散表明、野党はデモ継続
2013年12月9日 / 02:12 / 4年後

タイのインラック首相が議会解散表明、野党はデモ継続

12月9日、タイのインラック首相は、議会を解散し「できるだけ早期に」選挙を実施するとの意向を明らかにした。写真は7日、バンコクで撮影(2013年 ロイター/Dylan Martinez)

[バンコク 9日 ロイター] - タイのインラック首相は9日、議会を解散し「できるだけ早期に」選挙を実施する意向を明らかにした。

ただ、首相退陣を求めて反政府デモを展開しているステープ元副首相は、デモは中止しないと表明。ロイターに「われわれは、首相府への行進を続行する。まだ目的に到達していない。解散は目的ではない」と述べた。

ステープ氏は繰り返し、総選挙ではなく、自身が創設を求めている「人民評議会」による国家運営を主張しているが、人民評議会の詳細は明らかになっていない。

インラック首相は、テレビで演説し「多くの人々が政府に反対するなか、最良の方法は選挙を行い、タイ国民の決定に委ねることだ」と表明した。

タイではインラック政権打倒を目指すデモ活動が激化。警察によると、バンコクの各地で最大5万人がデモに参加している。

8日には最大野党の民主党が、与党の政策運営に反発し、同党の下院議員全員が辞職すると発表。政策の混迷が一段と深まっている。

京都大学・東南アジア研究所のチャッチャワーンポンパン・パウィン氏は、民主党が総選挙をボイコットすれば、今後も混乱が続くと指摘。「解散総選挙は一時的な解決策でしかない。民主党が選挙に参加する保証はない。民主党が選挙をボイコットするかどうか不明だ。タイの政局はどこにも向かっていない」と述べた。

デモ隊はこれまで、警官と衝突しながら、インラック首相の退陣と海外追放されたインラック首相の兄、タクシン元首相の影響力を排除することを求めて首都の街頭でデモを実施。都市部のエリート・富裕層の勢力と、地方の貧困層からの支持が絶大なタクシン氏の支持勢力とは10年近くにわたり反目を続けている。

反政府デモ隊を率いるステープ元副首相は、インラック首相追放に向けた最後のデモの9日実施を呼びかけていた。

ステープ元副首相は、選挙を行ったとしてもインラック氏が勝利しそうだとして、政府に代わる「評議会」の設置を求めてきたが、インラック首相は、憲法違反で非民主的な考え方だとして退けている。

2006年にタクシン元首相を追放した軍部は、これまでに調停を試みてきているが、タクシン派からの権力奪取には関与したくないとしている。

*情報を追加して再送します。

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