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米国債を軸に外債投資をやや増やす方向=太陽生命運用計画
2014年10月23日 / 05:08 / 3年前

米国債を軸に外債投資をやや増やす方向=太陽生命運用計画

[東京 23日 ロイター] - T&Dホールディングス傘下の太陽生命保険は、2014年度下期の一般勘定資産の運用計画について、引き続き日米金利差に着目して外債投資をやや増やす方向になることを明らかにした。投資対象は米国債を軸とする考え。

オープン外債は早めに買うスタンスとしている。一方、日本国債については、金利次第ではあるもののやや減るとみている。足元のデュレーションは11年程度。上期実績では、外債を500億円程度増やし、日本国債は400億円程度積み増しした。

太陽生命保険・運用企画部長の矢内淳一氏が23日、ロイターとのインタビューで述べた。

<米国債を軸に外債投資をやや積み増しへ>

外債は上半期に、日米金利差に着目して米国債中心に買い、豪州債も購入。残高ベースで3月末から500億円程度の増加となった。

下半期の外債投資について、矢内氏は「引き続き日米金利差に着目して、やや増加させる方向になりそうだ。投資対象は米国債を軸にする考えにある」と話した。米国景気は堅調とみており、米金利は上昇基調になると見込んでいる。

米金利上昇により外為市場でドルが強くなるとの見方から、オープン外債は早めに買うスタンスという。矢内氏は「ヘッジ外債はなるべく金利が高いところで買いたいので、どちらかというと後ろ倒しになるだろう」と説明。ヘッジ比率は3月末が85%だったが、9月末は81%に下がっている。

海外の金融政策に関しては、米連邦準備理事会(FRB)の利上げは一般的に予想されているコンセンサスよりも後になるのではないかとの見方。欧州中央銀行(ECB)の「量的緩和」については、このところの欧州景気を鑑み「個人的には量的緩和が実施されてほしいという感じだ。マーケットも期待している」(矢内氏)という。

<日本国債投資はやや減る方向>

上半期の運用実績では、日本国債は残高ベースで3月末から400億円程度増やした。超長期債を買ったことによるという。デュレーションに大きな変化はなく、ほぼフラット。

下半期の運用について矢内氏は「金利次第だが、やや減ると思っている。償還があるためだ。足元のデュレーションは11年程度だ。負債のデュレーションをみながらマッチングを考えているので、下期も大きな変化はみられないだろう」としている。

投資環境は、基本的に日本の経済が緩やかに回復していく基調は変わず、金利も緩やかに上がっていくと見込んでいる。ただ、「日銀の量的・質的緩和(QQE)があるので、上がり方は相当程度抑えられるだろう」(矢内氏)という。

日銀の追加緩和策に関しては、足元の景気・経済指標の好調さが鈍っているとみられるため、矢内氏は、個人的に「ある」と思っているとしている。

また、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の基本ポートフォリオ見直しに伴う影響については、「安全な安定的な運用を目指すことが基本であるため、影響を受けることはない」(矢内氏)とみている。市場金利の見通しなどから、最適なアセット・ミックスを組んでいくという。

<国内株式投資は若干増、ドル/円は107円近辺が中央値>

矢内氏は、日経平均株価はもう少し上がると予想。下期は、日本経済が緩やかに回復するとの見通しを変えていないため、株式投資を若干増やす見込みという。

ドル/円は107円近辺を中央値に、「年度末に向けては、もう少しドル高になる」(矢内氏)とみている。

伊藤武文、リサ・トワロナイト 編集:田中志保

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