ソフトバンク携帯純増で首位、iPhone参入KDDIは転入超で軍配
[東京 8日 ロイター] 携帯電話各社が8日発表した10月の契約数によると、新規契約から解約を差し引いた純増数で、ソフトバンク(9984.T: 株価, ニュース, レポート)子会社のソフトバンクモバイルが19カ月連続で首位を維持した。米アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)製のスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)「iPhone(アイフォーン)」の販売を同月に開始したKDDI(9433.T: 株価, ニュース, レポート)の影響が懸念されたが、ソフトバンクが首位の座を守った。
ソフトバンクの純増数は24万7600件で、KDDIは19万6900件だった。ただ、通信会社を変更しても同じ電話番号が使える「番号持ち運び制度(MNP)」の転入超過数では、KDDIが6万8700件、ソフトバンクが6600件で、KDDIに軍配が上がった。MNPの転入超過件数でKDDIが首位になるのは2009年8月以来、2年2カ月ぶり。
これまでアイフォーンの販売はソフトバンクが実質独占していたが、10月14日に発売された最新機種「アイフォーン 4S」からKDDIも参入した。KDDIはMNPでの転出超が続いていたが、9月には18カ月ぶりに8700件の転入超に転じていた。同社広報担当者は「アンドロイド搭載スマホの好調が続いているところに、アイフォーン4Sの好調が上積みされ、10月の転入超につながった」と分析している。
ソフトバンクは転入超を維持したが、9月の3万5800件から大きく数を落とした。転入件数の減少について、同社広報担当者は「KDDI参入があったので、想定の範囲内。減少数は想定と比べると少なかった」という。また、「アイフォーン4Sは今も入荷待ちの状況が続いており、在庫が十分確保できていない」ことも響いたとみている。
一方、NTTドコモ(9437.T: 株価, ニュース, レポート)の純増数は8万9600件、MNPの利用者数は7万5400件の転出超過だった。ドコモの転出超は33カ月連続となっている。ドコモは11月、米グーグルGOOGのOS(基本ソフト)最新版「アンドロイド4.0」を初搭載した韓国サムスン電子005930製の新型スマホ「ギャラクシー・ネクサス」を発売するなど順次、冬モデルを投入して攻勢をかける。年末に向けて各社の競争はさらに激しくなりそうだ。
(ロイターニュース 白木真紀)
© Thomson Reuters 2012 All rights reserved.









