NTTの4─12月期営業利益は‐9.6%、移動体通信などの減益続く

2008年 02月 4日 18:11 JST
 
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 [東京 4日 ロイター] NTT(9432.T: 株価, ニュース, レポート)が4日発表した2007年4─12月業績(米国会計基準)は、営業利益が前年同期比9.6%減の8744億円だった。NTTコミュニケーションズ(東京都千代田区)を中心とした長距離・国際通信事業が伸びたものの、NTT東・西の地域通信やNTTドコモ(9437.T: 株価, ニュース, レポート)の移動体通信事業の減益が続き利益を圧迫した。

 売上高は同1.1%減の7兆8442億円、当期純利益は同21.8%減の3209億円だった。長距離・国際通信事業はシステム関連が好調で339億円の増益となったものの、固定通信が550億円の減益、移動体通信が519億円の減益だった。ただ、会見した同社の三浦惺社長は、全体の営業利益は中間期に比べ減益幅が350億円ほど改善したと説明し、通期見通しに対する進ちょく具合は「想定通り」と語った。

 NTT東・西が手がける光通信サービスは「12月から若干、回復基調にはある」(三浦社長)とした。しかし340万件の契約者純増を目指す今年度の計画に対し、4─12月までの実績は202万件で進ちょく率59%にとどまっている。三浦社長は「正直、(目標実現は)非常に厳しい」との見通しを述べた。

 移動通信事業は、手数料や端末仕入れコストの減少などがあり、減益幅を中間期の1084億円からほぼ半減させた。三浦社長は、12月発売の新型携帯端末の販売に「一定の手応えを感じている」と強調した。

 2008年3月期の連結営業利益(米国会計基準)は前期比19.2%増の1兆3200億円とする通期業績見通しを据え置いた。この予想はロイターエスティメーツによる主要アナリスト15人の予測平均値1兆3359億円を下回っている。同社は中間決算の発表時に、厚生年金基金の代行返上益の計上より増益になるとして通期予想を上方修正していた。

 ただ、三浦社長は、株式市場などの低迷による資産運用環境の悪化や、NTTデータ(9613.T: 株価, ニュース, レポート)での転籍希望者への一時金支払いなどのリスク要因があるため、通期業績が見通しに対して悪化する可能性があるとも説明した。

 (ロイター日本語ニュース、平田 紀之記者)

 
 

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