松下が姫路に液晶新工場建設、3000億円を全額負担

2008年 02月 15日 18:27 JST
 

 [東京 15日 ロイター] 松下電器産業(6752.T: 株価, ニュース, レポート)は15日、2007年度中に子会社化するテレビ用液晶パネルメーカーのIPSアルファテクノロジ(千葉県茂原市)が、兵庫県姫路市で液晶パネルの新工場を建設すると発表した。

 投資額は約3000億円で、松下が全額を負担する。今年8月に着工、2010年1月の操業開始を予定している。

 新工場は、出光興産(5019.T: 株価, ニュース, レポート)の兵庫製油所跡地(約48万平方メートル)に建設する。「第8世代」と呼ばれるガラス基板を使用し、2010年度に32型テレビ換算で年間700万台、2013年度に同1500万台のパネル生産能力とする。

 松下は、主力のプラズマテレビでは基幹部品のパネルからテレビまでを一貫生産する垂直統合型の事業形態を確立しているが、液晶は、現時点では30%の出資にとどまるIPSアルファを中心に複数のパネルメーカーから外部調達している。会見した松下の森田研・常務役員は、自前の液晶パネル工場を持つことで、「プラズマだけでなく液晶でも垂直型のビジネスを展開し、薄型テレビ事業を強力に推進する」と述べた。

 IPSアルファへの現在の出資比率は、松下の30%のほか、日立製作所(6501.T: 株価, ニュース, レポート)の全額出資子会社、日立ディスプレイズが50%、東芝(6502.T: 株価, ニュース, レポート)が15%などとなっている。松下は東芝保有の15%を買い取る予定で、今年3月末にIPSアルファを連結子会社とする。また、2年以内に日立ディスプレイズが保有するIPSアルファ株式を660億円で取得する。その際、日立製作所は10%を上限にIPSアルファ株を保有することを検討するとしている。

 (ロイター日本語ニュース、浜田 健太郎記者)

 
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