NEC、売上高の海外比率を40%に高めたい=矢野社長

2008年 02月 20日 19:12 JST
 
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 [東京 20日 ロイター] NEC(6701.T: 株価, ニュース, レポート)の矢野薫社長は20日、都内で会見し、将来的に売上高に占める海外比率を40%に高めたいと述べた。07年3月期の海外比率は26%台だった。M&Aも視野に、次世代ネットワーク(NGN)に関連した商品・サービスの販売拡大を図る。

 NGNは、既存の電話網をIP(インターネット・プロトコル)技術によるネットワークに置き換えるなどして、通信の高速・安定化を図る次世代の通信網。国内では、NTT(9432.T: 株価, ニュース, レポート)が年度内にサービスを開始する見込み。NECは今後、NGNを軸に成長したい考えで、企業提携を活用した海外展開や、新しいソリューションの拡大、端末の進化を進めていく方針。

 矢野社長は、NGN関連の取り組みを海外に広げることで、将来的には海外売上高の比率で「40%を目指す」とした。矢野社長は、自前での拡販や海外企業との提携を通じて、まず2─3年で20%台を30%超にする必要があると述べた。同社は2月、仏米アルカテル・ルーセント(ALUA.PA: 株価, 企業情報, レポート)や独SAPなどと、矢継ぎ早に海外企業との連携を深める戦略を発表している。

 矢野社長は、これを40%まで高めるには「M&A的手法も必要」とした。ただ、海外企業のM&Aを成功させるには、提携を通じて相互理解を深める必要があると説明し「(40%実現には)時間がかかるかもしれない」と語った。

 一方、同社は中期目標としてROE10%以上を目指すとしている。矢野社長は、この計画を3年後をめどに実現したいとの考えを示した。矢野社長によれば、ROEが10%以上となる時の営業利益は2000億円台半ばになる見込み。NGNに関連した売上高は、3年後に1兆円規模になるとの見通しも示し、足元で1000億円規模となっているNGN向け研究開発費は今後も同水準で継続していくと述べた。

 (ロイター日本語ニュース、平田 紀之記者)

 
 

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