印ウィプロ、日本企業へのM&Aや提携を検討
[東京 27日 ロイター] インドのソフトウェア開発3位のウィプロ(WIPR.BO: 株価, 企業情報, レポート)(WIT.N: 株価, 企業情報, レポート)のA.L.ラオ最高執行責任者(COO)は26日、都内で会見し、日本での事業拡大に向け、日本企業との提携やM&A(吸収・合併)を検討していると語った。インドの有力IT企業による日本企業との提携やM&Aが加速してきた。
ラオCOOは「過去2年に複数の企業買収を成功させてきた。ウィプロの戦略に合致するなら、今後も日本でそういうこと(企業の買収)はありえる」と述べた。ウィプロは昨年11月、沖電気工業(6703.T: 株価, ニュース, レポート)からシンガポールにある無線通信LSI設計子会社を買収している。ウィプロは1998年から日本での事業を展開。08年3月期の日本での売上高は、全売上高の3.5%にあたる100億円を見込んでいる。
ただ、日本のソフトウェア産業は、国内銀行や国内企業と結びつきの強いNTTデータ(9613.T: 株価, ニュース, レポート)やNEC(6701.T: 株価, ニュース, レポート)などの勢力が強く、海外企業にとっては参入障壁が高い。日本事業を担当するアリイ・ヒロシ日本・中国オフィス代表は「郵便関連のプロジェクトなど、日本では、プロジェクトを完遂するためにNECやNTTデータなど競合同士が協力し合っている。インド企業のウィプロは、これまで入札すらできなかった。日本の公共事業を手がけるには、これ(他社との協力)が重要だ」とし、公共事業に関連して日本企業との提携を計画しているとした。来月にも日本での提携事業を発表する方向だが、詳細については言及しなかった。
インドの有力IT企業は日本進出を加速させており、ウィプロと競合する印インフォシス・テクノロジーズ(INFY.BO: 株価, 企業情報, レポート)は先週、日本ユニシス(8056.T: 株価, ニュース, レポート)とソリューションサービスの開発・販売などで戦略的提携に調印したと発表している。
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