再送:リコーの10年3月期営業益は12.8%減、統合費用と円高で

2009年 04月 25日 07:50 JST
 

 [東京 24日 ロイター] リコー(7752.T: 株価, ニュース, レポート)は24日、2010年3月期の連結業績(米国会計基準)について、営業利益予想が前年比12.8%減の650億円になると発表した。

 昨年11月に買収完了した米国事務機器販売会社のアイコン社(ペンシルバニア州)が通期で寄与して売上高は前年並みを確保するが、海外売上高が高いことから円高の影響を受けるほか、統合費用の計上も響く。

 売上高は2兆1600億円で前年期3.3%増加。このうち、アイコンを含む海外売上高は1兆2200億円を占める。営業利益は、円高の影響とともに買収による統合費用が響く。コストダウンは続けるものの、統合費用で100億円程度を見込む。営業利益の650億円は、トムソン・ロイター・エスティメーツによる過去30日間の主要アナリスト4人の予測平均値482億円を上回った。

 想定為替レートは、1ドル=95円、1ユーロ=125円。同社は、為替の影響として、ドルの1円の変動で売上高80億円・税引前利益13億円、ユーロの1円の変動で売上高35億円・税引前利益15億円の影響を受ける。前期は、1ドル=100.55円、1ユーロ143.74円だった。

 当期利益は前年比4.5倍の300億円の予想とした。前期に計上した持ち合い株や繰延税金資産の関連損失がなくなるため大幅な増加を見込む。年間の配当予想は1株あたり33円で、前期並みの水準とする。

 09年3月期の営業利益は前年比58.9%減の745億円になり、トムソン・ロイター・エスティメーツによる過去30日間の主要アナリスト4人の予測平均値909億円を下回った。アイコン社の買収で統合費用を124億円を計上したほか、円高が響いた。さらに、金融混乱の影響を受けて、持ち合い株など有価証券評価損のほか繰延税金資産の評価損を計上し、当期純利益は93.9%減の65億円となった。

 (ロイター日本語ニュース 村井 令二記者)

*本文の体裁を整えて再送します。

 
 
 
 
 
 

ロイターオンライン調査

写真

デフレ環境下で急速な円高が進み、「ドバイショック」も加わった。「日本株は売り材料ばかりで、八方ふさがりだ」との声も。  ブログ