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米家電見本市CES、ウエアラブル端末にゲーム業界が熱い視線

2014年 01月 6日 17:47 JST
 
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[サンフランシスコ 5日 ロイター] -米ラスベガスで今週開催される家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」では身につけて利用する「ウエアラブル端末」が展示され、注目を集めそうだ。

今年中に本格販売が見込まれる米グーグルのスマートグラス(眼鏡型端末)「グーグル・グラス」や、昨年9月に発売された韓国サムスン(005930.KS: 株価, 企業情報, レポート)のスマートウォッチ(腕時計型端末)「ギャラクシー・ギア」といったウエアラブル端末をめぐっては、市場の反応は現在のところいまひとつだが、調査会社ジュニパー・リサーチによると、出荷台数は2018年までに1億3000万台以上に達する見通し。スマートグラスだけでも年間出荷台数が1000万台に達すると見込まれている。スマートグラスの2013年の推定出荷台数は8万7000台。

こうした見通しを背景に、モバイル機器向けゲーム開発業者はウエアラブル端末用のアプリ開発に余念がない。

モバイル機器向けゲームメーカー、グルー・モバイル(GLUU.O: 株価, 企業情報, レポート)のニコロ・デマシ最高経営責任者(CEO)は、ウエアラブル端末の潜在力を2007年の米アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)のスマートフォン(多機能携帯電話、スマホ)「iPhone(アイフォーン)」発売になぞらえる。同CEOらは、ウエアラブル端末向けに強力なアプリを開発することが端末需要の掘り起こしにつながると踏んでいる。

アナリストによると、2010年に60億ドルにすぎなかったモバイル機器向けゲームアプリ市場の規模は、14年に170億ドルに拡大すると見込まれており、ウエアラブル端末向けは今後数年間の成長エンジンとして期待されている。

デマシCEOは「ウエアラブル端末は揺籃期にあるが、腕時計型であれ、眼鏡型といったものであれ、全てのウエアラブル端末にとって2017─27年が偉大な躍進の10年間になったとしても驚きではない」と話す。

クアルコム(QCOM.O: 株価, 企業情報, レポート)やフィットビットといった企業はCESの機会を利用し、ウエアラブル端末を展示する方針だ。

ゲーム開発を手掛けるマインド・パイレートのショーン・ハーディンCEOは「多くの魅力的な機器が展示されるだろう。その一部は新たなエンターテインメントやゲームにぴったりだろうと考えている」と指摘。ただ、詳細には言及しなかった。

一方、全てのゲーム開発業者がウエアラブル端末について楽観視しているわけではない。価格やバッテリー駆動時間など多くの懸念要因が立ちはだかっているためだ。

大ヒットしたモバイル機器向けゲーム「カット・ザ・ロープ」を手掛けたZeptoLabのMishaLyalinCEOは「ゲーム開発で成功するためには、利用者の多いプラットホームを持たなくてはならない」と指摘。「(ウエアラブル端末に)入れ込むのは時期尚早だ」と述べた。

 

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1月5日、米ラスベガスで今週開催される家電見本市「CES」では身につけて利用する「ウエアラブル端末」が展示され、注目を集めそうだ。写真は韓国サムスンの腕時計型端末「ギャラクシー・ギア」。ソウルで昨年10月撮影(2014年 ロイター/Kim Hong-Ji)

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