Reuters logo
株高追い風にドルは80円前半、オセアニア通貨は高値更新相次ぐ
2012年11月2日 / 04:17 / 5年前

株高追い風にドルは80円前半、オセアニア通貨は高値更新相次ぐ

11月2日、株高を追い風に、正午のドル/円は80円前半で推移。写真は6月、ジャカルタで米ドル紙幣を数える女性(2012年 ロイター/Beawiharta)

[東京 2日 ロイター] 正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点と比べてドル高/円安の80円前半。株高基調のもとで円が売られた。オセアニア通貨は対円で相次いで高値を更新。豪ドル/円は2カ月半ぶり、ニュージーランド(NZ)ドル/円は半年ぶりの高値を付けた。

前日のニューヨーク市場では一連の米雇用関連指標がいずれも市場予想より良好な結果となり、ダウ工業株30種平均.DJIが堅調推移。この日のアジア市場でも日経平均.N225などの主要株価指数が堅調に推移し、ドル/円、クロス円とも上昇した。

前日のNY市場で特に買いが強かったNZドル/円は、朝方に66.43円まで上昇。NY市場での高値66.35円を突破して4月26日以来の高値を付けた。

同じくオセアニア通貨の豪ドルも対円で一段高。83.55円まで上値を伸ばして8月21日以来の高値を付けた。

RBA(オーストラリア準備銀行、中央銀行)は来週6日に理事会を開くが、市場では10月に続いて連続利下げに踏み切るとの見方がコンセンサスとなっている。

ただ、野村証券の高田将成外国為替ストラテジストは、前日の中国の景況感指数や豪州の良好な雇用統計、物価指標の上振れなどを背景に「場合によってはサプライズ的に据え置き、もしくは利下げがあろうとなかろうと先行きの追加利下げ観測を抑制するような声明文が出てくるとの見方が一部でなされている」と指摘した。

来週は米中の政治イベントがリスク要因になる可能性があるものの、RBA理事会だけをみると「(豪ドル)相場が崩れるというよりは、むしろ(上昇)モメンタムが強まって行く可能性がある」と話した。

株高を追い風にドル/円も上伸。一時80.29円を付けた。市場参加者によれば、海外勢の買いのほか、ドルを買い遅れている向きの買いが散見されたという。「輸出企業の売りが出てきたが、その一方で海外勢が買っているようでマーケットにはインパクトはなかった」(大手信託銀行)との声も出ていた。

市場では「前日のADP雇用統計など米国の指標が軒並み良かったことで、今晩の米雇用統計も強いだろうというのがコンセンサスとしてある。ドル/円でみんなドルを持つという形になっているようだ」(別の大手信託銀行)との指摘が聞かれた。米雇用統計が良好なら、ドル/円は10月26日の高値80.38円を突破し、テクニカルポイントが集中する80.60円台まで上昇する可能性があるとみていた。80.60円台には、6月25日の高値(80.63円)やボリンジャーバンドの上限(2日=80.69円)などが位置している。

ある邦銀の関係者は、良好な米経済指標や日銀の積極的な金融緩和姿勢からドル/円の上昇継続を予想。さらに、電機や自動車といった日本の代表的な輸出企業の業績不振が決算発表で明らかになるなかで「実需のドル売りが一段と減少するとの見方が出ている」と話した。

(ロイターニュース 和田崇彦)

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below