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ドル80円前半でしっかり、米雇用統計への期待感で
2012年11月2日 / 06:52 / 5年後

ドル80円前半でしっかり、米雇用統計への期待感で

[東京 2日 ロイター] 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点と比べドル高/円安の80円前半。利食い売りに押される場面もあったものの、ショートポジションの手仕舞いや10月米雇用統計に対する期待感などが相場を支えた。ユーロ/ドルは3日ぶりに1.29ドルを割り込んだ。

<ドル>

ドル/円は80.13─80.29円のレンジで取引された。利食い売りなどに押される場面もあったものの、ショートポジションの手仕舞いや10月米雇用統計に対する期待感などが相場を支えた。ただ、米雇用統計の発表を控え、全般的には積極的な売買は手控えられた。

米雇用統計について、市場では「きのうのADP民間雇用者数や新規失業保険申請件数は堅調で、雇用統計もそこそこ強い数字が予想されている。予想通りだったとしても一応好感して、80.50─80.60円を試す可能性がある」(国内証券)との声が出ていた。ただ、期待が高まっている分だけ、「予想を下振れた時の相場変動リスクには注意する必要がある」(同)という。

みずほ証券FXストラテジスト、鈴木健吾氏は「今年5月以降、3回上値を試して、3回とも80.50─80.65円で止められている。さらに今年の高値とその後の安値の半値戻しが80.65円なので、この節目を抜けるかどうかがかなり意識されるだろう」と指摘。その上で「雇用統計が強くてこの水準をトライするものの、オバマ大統領の再選で結局伸びきれず反落するパターンではないか」との見方を示した。

ロイター調査では非農業部門雇用者数は前月比12万5000人増と、9月の11万4000人増を上回る見通し。一方、9月に0.3%ポイントも下がった失業率は0.1%ポイント上がって7.9%になると予想されている。

米大統領選については、オバマ大統領再選ならドル安、ロムニー候補勝利ならドル高との見方がコンセンサスとなっている。

参加者からは「オバマ大統領再選ならドル安要因となろうが、それほど大きな影響はないだろう。それよりもロムニー候補が勝利した場合の方が、金利上昇を伴いながら、ドル買いに反応する可能性が高い」(国内証券)との声が聞かれた。ロムニー候補は量的緩和(QE)に批判的なことから、債券にはネガティブと受け止められている。

1日公表されたロイター/イプソス調査によると、オバマ大統領と共和党のロムニー候補の支持率が本選の激戦州となることが予想される4州で拮抗(きっこう)している。ただバージニア州では、オバマ大統領のリードが広がった。全体の支持率は、オバマ大統領が47%、ロムニー氏は46%。

<ユーロ>

午後3時前にユーロ/ドルは急落、3日ぶりに1.29ドルを割り込んだ。市場筋によると、金相場の下落をきっかけに下げが加速、1.2915─1.2925ドル付近にあったストップをつけたことで、下げに弾みがついた。

(ロイターニュース 志田義寧)

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