スマホメーカーにも、こうした兆候は出始めている。アップルが先に発表した第1・四半期(2012年10─12月)決算では、純利益はほぼ横ばいとなった。粗利益率は前年同期の44.7%から38.6%に低下し、その原因の一端は最新のiPhone5が背負わされている。
サムスン電子は先週、2013年の世界の携帯端末市場の成長率が1桁台半ばになるとし、その中でもスマートフォン市場の成長率が鈍化するとの見通しを示した。
ただ、パソコンの歴史がすべて繰り返されるとは限らない。1998年当時のデルの株価収益率(PER)は70倍を超えていた。投資家は利益率の低下を見越しておらず、いざ低下が始まると売りに動いた。その後、デル株のPERは低下し、2013年の予想利益をベースにしたPERは8倍以下となっている。
アップルの予想PERは現在約9倍。同社が保有する1200億ドルに上る現金資産と全体的な業績を考慮すれば、それはかなり割安と言える。しかし、投資家は今回は、利益率の低下に十分に備えているのだ。
*筆者は「Reuters Breakingviews」のコラムニストです。本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書かれています。
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