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シャープ最終赤字が過去最大の3800億円に、液晶出荷の遅延で
2012年4月10日 / 11:07 / 6年前

シャープ最終赤字が過去最大の3800億円に、液晶出荷の遅延で

4月10日、シャープは2012年3月期の最終赤字が従来予想の2900億円から3800億円に拡大する見込みだと発表した。写真は2009年10月、都内で撮影(2012年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[大阪/東京 10日 ロイター] シャープ(6753.T)は10日、2012年3月期の最終赤字が従来予想の2900億円から3800億円に拡大する見込みだと発表した。モバイル端末向け液晶の出荷の遅延や、大型液晶事業の構造改革に伴う体質改善費用の計上などが要因。

最終赤字は3期ぶりで、赤字額はリーマン・ショック後の09年3月期の1258億円を上回り、過去最大となる。

連結売上高予想は従来の2兆5500億円から2兆4500億円に、営業損益は従来のゼロから400億円の赤字に、それぞれ下方修正した。

大阪市内で会見した大西徹夫常務は下方修正について、「見通しの甘さがあった」と述べた。こうした中、最新技術「IGZO」を使ったタブレット端末用の中小型液晶パネルについては「3月末から量産出荷を開始した。4月以降、収益に寄与していく」と述べた。

同社はまた、液晶パネルの主力工場である堺工場(大阪府)を運営する子会社「シャープディスプレイプロダクト(SDP)」と、大日本印刷(7912.T)と凸版印刷(7911.T)が堺工場で運営する液晶カラーフィルター事業を統合すると発表した。SDPが新株を発行し、大日本印刷と凸版印刷が取得する方向で協議しており、堺工場はシャープの連結対象外となる見通し。4月末をめどに最終契約を締結し、6月30日に統合する予定。

大西常務はSDPの今後の出資構成について「現段階では申し上げられない」としながら、2社が資本参加した後の鴻海(ホンハイ)精密工業(2317.TW)グループ側とシャープとの出資比率については「同率になる。筆頭株主はない」と述べた。

シャープは先月、台湾の鴻海精密工業グループと資本業務提携を結び、ホンハイ会長の郭台銘(テリー・ゴウ)氏にSDPの持ち株の半数に当たる46.48%を譲渡することを決めたが、大日本印刷と凸版印刷の液晶カラーフィルター事業との統合後は「シャープとゴウ氏の持ち株比率はともに4割未満になる見通し」(シャープ広報担当者)という。

(ロイターニュース 大林優香 長田善行;編集 山川薫)

*内容を追加して再送します。

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