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大飯原発再稼働を経産相が要請、福井県知事は回答保留
2012年4月14日 / 23:12 / 5年前

大飯原発再稼働を経産相が要請、福井県知事は回答保留

4月14日、枝野幸男経済産業相(写真)が福井県の西川一誠知事を訪ね、大飯原子力発電所再稼働について地元の了解を求めた。昨年11月撮影(2012年 ロイター/Yuriko Nakao)

[福井 14日 ロイター] 枝野幸男経済産業相は14日、福井県の西川一誠知事を訪ね、野田政権が関西電力(9503.T)大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)の再稼働には必要性があると判断したことを伝えた上で、「県の皆さんの検討をいただき理解を得られればありがたい」と、再稼働について地元の了解を求めた。

西川知事は「大飯3、4号機の再稼働については県議会、おおい町の意見を聴き、県としての考えをまとめ、改めて伝えることになる」と応じた。

福井県は、昨年3月の東京電力(9501.T)福島原発の事故発生以来、大飯原発など県内の原発の再稼働にあたっては、福島事故の知見を踏まえた暫定の安全基準を策定するよう政府に要請していた。野田政権がこのほど再稼働にあたっての暫定の新安全基準を策定したことなどを経産相が西川知事に説明したのに対し、知事は「これまで県が求めたことに対し一定の回答が示されたと考えているが、安全に関わる事項は極めて重要なので、妥当性については県の原子力安全専門委員会でチェックを加えていきたい」と答えた。

会談の中で、経産相は中長期的には原子力依存度をできるだけ低減させるとしながらも、原発の再稼働にあたっては「原発は今後も引き続き重要な電源として活用することが必要と考えている」と説明。これに対し西川知事は「原子力を重要な電源として活用する考えを示された。今後ともぶれることなく国民に説明し理解に努めていただきたい」と要望した。

また、西川知事は、枝野経産相が原発事故が発生した場合の地元の範囲について「日本中が地元」と国会で発言したことについて、「話しがぼんやりしてはいけない。この点は不満な気持ちを持っている。地元の努力を理解してほしい」とクギを刺した。西川知事は、会談後の記者会見で再稼働要請に対する判断を示すまでの期間については「特定の目途を持っているわけではない」と述べた。判断のポイントについては「安全については県として技術的な判断を加えないといけない」と語った。

枝野経産相はおおい町の時岡忍町長らとも会談し、再稼働に理解を求めた。この後記者団の質疑に応じ、「原発依存からの脱却」という政府の方針の中で、「原発は引き続き重要な電源」と西川知事に説明したことについて、「政府方針は原発依存から脱却だが、いまは原発に依存しているので、裏返して言えば原発は重要な電源であり、従来から申し上げていることと何ら変わりはない」と強調した。

(ロイターニュース、浜田健太郎)

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