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ドル77円半ば、海外市場の流れ引き継ぎドル全面安
2012年9月28日 / 04:02 / 5年前

ドル77円半ば、海外市場の流れ引き継ぎドル全面安

[東京 28日 ロイター] 正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ややドル安/円高の77円半ば。期末で輸出企業のドル売りが断続的に流入した。前日の海外市場の流れを引き継いでドルは全般的に売られ、ユーロ/ドルは一段高。ユーロ/円も連れ高となった。

9月28日、正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ややドル安/円高の77円半ば。昨年8月撮影(2012年 ロイター/Yuriko Nakao)

前日のニューヨーク市場では、ユーロが安値更新後に上昇に転じた。同日、スペインが歳出削減に重点を置いた2013年予算案を提示するとともに、経済改革の行程表を公表。ユーロはいったん売りに押され、対ドルでは12日以来、対円では13日以来の安値を更新したものの、米国市場でダウ工業株30種平均.DJIが上げ幅を拡大すると、ユーロは上伸した。株高で豪ドル/米ドルも上昇した。

この日の東京市場でもドル売りの流れは継続。ユーロ/ドルは前日のニューヨーク市場で付けた高値1.2928ドルを上抜けて一段高となった。中国本土市場では上海総合指数.SSECがプラス圏に浮上、豪ドル/ドルも上昇して1週間ぶりの高値を付けた。

もっとも、市場参加者によればフロー自体が盛り上がったわけではないという。「期末でスペック勢は静か」(大手邦銀)だとされた。ユーロ/ドルについては「スペインをめぐる格付け会社の動向を念頭に置きながらの買い戻しだ。1.3ドル台では売りたい向きも多い」(大手信託銀行)との指摘もあった。

ドル/円はじり安。期末に当たり、輸出企業のドル売りが断続的に流入した。「輸出企業が売れていない。たんたんと売りを出している。仲値にも入れたし、その後にも売っている。最後の最後まで戻りを期待していたが、上がらないので仕方なしに売っている」(前出の大手邦銀)との声が聞かれた。

もっとも、77円前半では買いが控えており、ドル/円の下値は限定的だった。

朝方には日本の経済指標が相次いで発表されたが、マーケットの反応は見られなかった。総務省から発表された物価指標はいずれも市場予想から下振れたほか、経済産業省が発表した8月の鉱工業生産速報も市場予想を下回り、日銀の追加緩和観測を支援するものとなった。

ニッセイ基礎研究所の矢嶋康次チーフエコノミストは、来週の日銀金融政策決定会合での追加緩和は予想していないが、臨時国会が始まると日銀の人事関連の動きが出始めるとみられ、政治サイドから日銀への圧力を警戒して「景況感の見方やこれからの(追加)策に関しては、一歩踏み込んでせざるを得ないという、変な危機意識みたいなものが日銀執行部にはあるとみている」と話した。

(ロイターニュース 和田崇彦)

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