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ドル77円前半、投機筋の売りが圧迫
2012年9月28日 / 07:02 / 5年前

ドル77円前半、投機筋の売りが圧迫

9月28日、午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ややドル安/円高の77円前半。昨年8月撮影(2012年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 28日 ロイター] 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ややドル安/円高の77円前半。半期末で輸出企業の売りが断続的に流入するとともに、投機筋の売りが相場を圧迫、一時77.43円まで下落した。海外市場の流れを引き継いでドルが全般的に売られる中で、ユーロ/ドルは堅調に推移した。

<実需より投機筋の売り>

ドル/円は77円半ばを挟んで取引された。半期末に当たり、輸出企業のドル売りが断続的に流入。投機筋の売りも相場を圧迫し、一時77.43円まで下落した。もっともフロー自体はそれほど盛り上がったわけではなく、「普段の月末とあまり変わらず、ものすごく取引が多いという感じではない」(邦銀)という。

ドル/円をめぐっては、期末特有のフローが相場を圧迫するとみられていたが、ふたを開けてみればそうしたフローはあまり目立たず、投機筋が主導する展開となった。

このため、市場では「実需が売ってくるという幻想があって短期筋がやっているのであれば、東京タイムが終わればもう売りはなくなる」(邦銀)として、「もしかすると、きょうボトムをつけるかもしれない」(同)との見方が出ていた。「仮に下落したとしても、結構予約が取れているので、追いかけて売ってくることはないだろう」(同)という。

<G7で円高デメリット説明>

安住淳財務相は28日、閣議後の会見で、足元の状況について「歴史的な円高水準にある」と述べ、近く東京で開催予定のG7財務相・中央銀行総裁会議で、新財務相が円高による経済の下振れリスクなどデメリットが大きいことを説明することになるとの認識を示した。

G7で円高を議題にする考えはないかとの問いに安住財務相は「(歴史的な円高で)日本がどういう状況にあり、どういう下振れリスクがあるか。新しい財務相がIMF・世銀総会でのバイ会談を含め、円高要因が日本経済にとって非常にデメリットが大きいことを説明することはいい」と語った。

G7会合をめぐっては、欧州当局からも、為替動向について協議する公算が大きいとの見方が出ており、会議の行方次第では、介入警戒感が一層強まる可能性がある。

日米欧7カ国(G7)は、IMF・世銀総会開催に会わせて、来月11日に東京で財務相・中央銀行総裁会議を開く予定で調整を進めている。

<米経済指標でリスク判断>

ユーロ/ドルは1.29ドル前半で取引された。海外市場の流れを引き継いでドルが全般的に売られる中で、堅調に推移した。

外為市場では、欧州情勢の不透明感などを背景に、参加者のセンチメントは不安定化しやすいが、リスク選好が持ちこたえるかどうかを判断する上で、きょうの米経済指標にも注目が集まっている。

市場では「経済指標が総じて堅調な内容となれば、株式市場が底堅く推移し、ユーロのショートカバーがさらに進行する可能性が高い」(外資系証券)との声が出ていた。その際は、ドル売り圧力が強まる可能性がある。

ロイター調査では、8月米個人消費支出は前月比0.5%増(前月0.4%増)、9月米シカゴ地区購買部協会景気指数は53.0(前月53.0)、9月米ミシガン大消費者信頼感指数確報値は79.0(前月79.2)が予想されている。

(ロイターニュース 志田義寧)

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