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欧州委がユーロ圏成長率見通しを下方修正、景気後退入りか
2012年2月23日 / 10:18 / 6年前

欧州委がユーロ圏成長率見通しを下方修正、景気後退入りか

2月23日、欧州委員会は、ユーロ圏およびEU諸国の最新経済予測を発表し、2012年のユーロ圏域内総生産(GDP)成長率がマイナス0.3%になるとの見通しを示した。フランクフルトで昨年4月撮影(2012年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

[ブリュッセル 23日 ロイター] 欧州委員会は23日、ユーロ圏および欧州連合(EU)諸国の最新経済予測を発表し、2012年のユーロ圏域内総生産(GDP)成長率がマイナス0.3%になるとの見通しを示した。前回予測のプラス0.5%から下方修正された。

その結果、ユーロ圏は過去3年で2度目のリセッション(景気後退)入りする可能性が高まった。

ユーロ圏が前回リセッションに陥ったのは2009年で、当時の成長率はマイナス4.3%と、1930年代以降最悪のリセッションに見舞われた。

EU27カ国のGDP伸び率については、前回予想の0.6%から0.0%に引き下げた。

主要国では、ドイツとフランスは2012年にそれぞれ0.6%、0.4%のプラス成長を遂げ、リセッションを回避できる見込み。

一方、ギリシャは5年連続でマイナス成長となるほか、スペインもマイナス1%に悪化するとの見通しが示され、南北格差の拡大が浮き彫りになった。

欧州委員会は「今年はEUのGDPが低迷し、ユーロ圏は緩やかなリセッションに入る見通しだ。弱体な債務国と脆弱な金融市場の悪循環が起きており、実体経済の鈍化にまだ歯止めはかかっていないようだ」との見方を示した。

国際通貨基金(IMF)は今年のユーロ圏GDP成長率がマイナス0.5%になるとの見通しを示しており、欧州委の予測はIMFの予測をわずかに上回る水準となった。

一方、ユーロ圏のインフレ率見通しは2.1%で、前回予想の1.7%から引き上げられた。

欧州委員会のレーン委員(経済・通貨問題担当)は記者会見で、域内債務国の景気が停滞しても、厳しい財政赤字削減目標に緩和の余地はほとんどないとの立場を示し、「市場の厳しい目にさらされている国は財政目標を達成する用意を整えるべきだ」と述べた。

一方、スペインに関してはやや柔軟な姿勢を見せ、2012年の財政赤字目標を対国内総生産(GDP)比4.4%から上方修正することを認める可能性を示唆。EU統計局が収集し、4月に検証するすべての財政関連データを基にスペイン当局と協議し、全体像を踏まえて決定する方針だと述べた。

*内容を追加して再送します。

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