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10月米自動車販売は7%増、ハリケーンで月末に失速
2012年11月2日 / 01:11 / 5年前

10月米自動車販売は7%増、ハリケーンで月末に失速

11月1日、10月の米自動車販売は7%増加し、10月としては2007年以来の高水準となった。写真は2010年、デトロイトで撮影(2012年 ロイター/Jeff Kowalsky/Files)

[デトロイト 1日 ロイター] 10月の米自動車販売は7%増加し、10月としては2007年以来の高水準となった。しかし、月末に東部に大きな被害をもたらしたハリケーン「サンディ」で2万─3万台の販売機会を失い、アナリストの予想には届かなかった。

メーカー各社は、「サンディ」によるロスを11月と12月に取り戻したい考え。

オートデータによると、10月の販売は約109万台。10月としては2007年(123万台)以来の高水準だった。ただ、7%という伸び率はアナリストの予想(11%)を下回った。

メーカー別では、米ゼネラル・モーターズ(GM)(GM.N)が4.7%増、クライスラーは10%増加し、ともに金融危機以来の高水準を記録した。フォード・モーター(F.N)は0.4%増だった。

日本勢は、トヨタ自動車が約16%増加したほか、ホンダ(7267.T)も9%増加した。日産自動車(7201.T)は3.2%減少した。

独フォルクスワーゲン(VW)(VOWG_p.DE)(VWおよびアウディ)は20%増だった。

<「サンディ」が打撃>

月末のハリケーン「サンディ」が販売に影を落とした。10月の販売台数は季節調整済みの年率で1430万台。「サンディ」前のエコノミストの予想(1490万台)やトヨタの予想(1470万台)を下回った。

トゥルーカー・ドットコムのアナリスト、ジェシー・トプラック氏は、「サンディ」の販売への打撃は予想以上だったと指摘。その結果「予想したような素晴らしい月とはならなかったが、健全とは言える」と述べた。

「サンディ」による業界全体の販売への影響について、フォードは2万─2万5000台、トヨタは3万台相当と見積もっている。

トゥルーカーのトプラック氏によると、ディーラーの月間販売台数の40%超が月末の1週間に集中する。GMによると、「サンディ」で首都ワシントンからニューイングランド地域にかけてのディーラーで、自動車が水に浸かるなどの被害が出たほか、ニュージャージー州のディーラーはいまだに停電しているという。

メーカーは、「サンディ」で失った分を11月と12月に取り返す方針。GM、日産、トヨタなどは被災地域向けに値引きなどの措置を講じている。

<大統領選めぐる不透明感>

大統領選挙戦は、オバマ大統領と共和党ロムニー候補の支持が拮抗(きっこう)する状況で最終盤を迎えた。

GMの米販売部門幹部は電話会議で、両候補が経済をテーマにつばぜり合いをしていることが、消費者マインドに若干の不透明感を生んでいると指摘、選挙が終わればファンダメンタルズの改善がはっきりするとの見方を示した。

GMは、住宅市場の回復を背景に第4・四半期の業界全体の販売は好調と見込み、年率換算で1450万台近くに達すると予想。フォードは約1440万台と予想している。両社の予想は07年(1610万台)以来の高水準。

一方、VWの米国部門責任者は慎重な見方をしている。

同責任者は電話会議で「まだ本格的な回復ではない」と述べ、楽観ムードが出てきているが、経済全般についてまだ力強い前向きな展開とは言えないと指摘した。「サンディ」到来前でも、一部の地域の需要が不安定だったとしている。

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