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来週のドル/円底堅い、日銀会合への思惑が継続
2016年7月22日 / 08:06 / 1年前

来週のドル/円底堅い、日銀会合への思惑が継続

[東京 22日 ロイター] - 来週の外為市場でドル/円は、週末の日銀金融政策決定会合に向けて追加緩和や政府の景気対策への思惑が継続することで、底堅い展開が想定されている。日銀会合に先立つ米連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げは想定されていないが、声明文などで年内の思惑が高まれば、ドル/円は支援されるとみられている。

 7月22日、来週の外為市場でドル/円は、週末の日銀金融政策決定会合に向けて追加緩和や政府の景気対策への思惑が継続することで、底堅い展開が想定されている。写真はソウルで2013年8月撮影(2016年 ロイター/Kim Hong-Ji)

予想レンジはドル/円が103.50─107.50円、ユーロ/ドルが1.0850─1.1150ドル。

28─29日の日銀金融政策決定会合に向けては、日銀が国債を買い切って財政資金を提供する「ヘリコプターマネー」まで踏み込むとの期待は後退してきたが、追加緩和は実施するのではないかとの思惑は根強く、ドル/円の支えになるとみられる。

一方、足元では企業側から追加緩和は不要との見方が浮上しているほか、株安・円高の「最悪期は脱した」(別の国内金融機関)とされ、来週の日銀会合では「緩和カード」を温存するとの見方も出ている。

あおぞら銀行の市場商品部部長、諸我晃氏は、空振りの場合でも下落は過度には深まらないとみる。「財政・金融で一体としての政策期待がある。今回の会合で追加緩和をしなくても次回以降に期待はつながる」と指摘。追加緩和があった場合は、これまで織り込まれてきた分、ドル/円の上昇余地は少ないという。

政府は大型景気対策を打ち出す方針で、市場はその規模に関心を寄せている。足元の観測報道を受け、市場では「20兆円程度までは織り込み済み」(国内金融機関)。「市場の思惑を上振れる規模なら、外国人投資家は素直にドル買い/円売りに動きそうだ」(邦銀)という。

日本では貿易収支(25日)、消費者物価指数(29日)、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の2015年度運用実績(29日)などが予定されている。

26─27日の米FOMCでは、利上げの予想は強まっておらず、声明文などで年内利上げの可能性を探ることになりそうだ。「12月に1回の利上げ織り込みが進んでおり、これより時期が早まったり回数が増えたりしなければ米株価も耐え得る」(別の国内金融機関)として、12月利上げの思惑が強まるならドル/円の支えになりそうだという。

米国ではこのほか、民主党全国大会(25─28日)や耐久財受注(27日)、4─6月実質国内総生産(GDP、29日)などのイベントが予定される。

為替マーケットチーム

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