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ドル105円後半、実需勢・投機筋ともに動意薄
2016年7月22日 / 06:21 / 1年前

ドル105円後半、実需勢・投機筋ともに動意薄

 7月22日、午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の105円後半だった。写真は都内で2011年8月撮影(2016年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 22日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の105円後半。前日の欧州時間には黒田日銀総裁の発言を受けてドルが同日の高値から2円幅で下落する場面があったが、この日は、実需勢及び投機筋も動意薄となり、方向感に乏しい小幅な値動きに終始した。

朝方の取引が薄い中でドルは一時106.27円に持ち直した。その後、日経平均株価がマイナス圏でもみ合う中、ドル/円はじりじりと水準を切り下げ、一時105.57円に下押しした。

仲値公示を挟んだ実需筋の動きは限定的だったようだ。107円台に上昇した今週は、輸出企業から一定のドル売りが出ており、足元では「売り焦り」のムードが後退しているとの見方が聞かれた。105円台では輸入企業の押し目買いが観測されるものの、上昇圧力が強まるほどではないという。

前日は日銀の黒田東彦総裁が英ラジオのインタビューで、市場で思惑が出ていたヘリコプターマネーの可能性を否定する発言をしたと伝わり、ドル/円が一時105.41円に下落した。

ドルの主要6通貨に対するドル指数.DXYは96.933付近で、前日比0.07%安。2014年1月の80付近との比較では、足元でも約20%高となっている。

米ダラス地区連銀のカプラン総裁は14日、ドル高は米輸出業者・製造業に打撃を与え、中国にも圧力となると述べ、FRBはドルの上昇に対して「非常に敏感だ」との考えを明らかにしている。

来週の外為市場では、26―27日に予定される米連邦公開市場委員会(FOMC)が注目されているが、ドル高を加速させかねない米利上げは見送られるとの見方が多い。ただ、「声明文で、年末に向けてどこかで利上げを実施したいとの雰囲気を出すか否かがみどころ」(エコノミスト)という。

来週の日銀金融政策決定会合に向けては、ヘリコプターマネーまで踏み込まずとも、追加緩和は実施するのではないかとの思惑は根強い。ただ、足元では企業側から追加緩和は不要との見方が浮上しているほか、株安・円高の「最悪期は脱した」(別の国内金融機関)とみられており、来週の日銀会合では「緩和カード」を温存するとの見方も出ている。

ドル/円JPY=  ユーロ/ドルEUR=  ユーロ/円EURJPY=

午後3時現在 105.84/86 1.1019/23 116.63/67

午前9時現在 105.78/80 1.1030/34 116.68/72

NY午後5時 105.81/83 1.1026/31 116.64/68 

為替マーケットチーム

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