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今週のドル/円は上値重い、米利上げ期待でもトランプ警戒が重し
2017年4月2日 / 23:49 / 6ヶ月後

今週のドル/円は上値重い、米利上げ期待でもトランプ警戒が重し

 4月3日、今週の外為市場でドル/円は上値が重くなりそうだ。米早期利上げへの思惑は支えになると見られるものの、米中首脳会談を前にトランプ米大統領の保護主義的な言動が警戒され頭を抑えられそうだ。2010年9月撮影(2017年 ロイター/Yuriko Nakao/File Photo/Illustration)

[東京 3日 ロイター] - 今週の外為市場でドル/円は、上値が重くなりそうだ。米早期利上げへの思惑は支えになると見られるものの、米中首脳会談を前にトランプ米大統領の保護主義的な言動が警戒され頭を抑えられそうだ。

予想レンジはドル/円が110.00―113.00、ユーロ/ドルが1.0600―1.0900ドル。

トランプ米大統領の政策への期待がはく落してきているが、米国の堅調な経済を背景にした早期利上げの思惑も根強い。

金利先物市場に基づく利上げ見通しでは「まだ織り込みの余地がある」(国内金融機関)と見られている。

もっとも、先週末には、景気が過熱状態にないことは明らかだとして、ニューヨーク連銀のダドリー総裁の利上げは急がないとの発言が伝わり、ドルが対円で下落した。

市場では「金利低下が一過性かどうか見極める必要がある」(国内金融機関)との声が出ており、今週は米指標への関心が高まりそうだという。

利上げペースの思惑で重要となる米経済指標は、米3月ISM製造業景況指数(3日)、米2月貿易収支(4日)、米3月ADP雇用統計、米3月ISM非製造業景況指数、連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(5日)、米3月雇用統計(7日)と、連日のように発表される予定。FRB高官の講演予定もある。

このところの指標は堅調な数字が多い上、経済が急減速する様子も見えていないとして、総じて良好な結果を予想する向きが多い。あおぞら銀行の市場商品部部長、諸我晃氏は「指標も悪くなさそうだし、トランプ期待のはく落はいったん消化した。良好な数字が出てくれば、素直なドル買い反応だろう」と指摘している。

ただ、「トランプ米大統領の不規則発言には引き続き目配りが必要」(諸我氏)と見られている。

6─7日には米中首脳会談が控えている。友好ムードの演出にとどまるとの楽観論がある一方、トランプ大統領が巨額な貿易赤字の原因を特定することを目的とする大統領令に署名する方針も伝わっており、「首脳会談にかけて米国のドル安志向への思惑が強まれば、ドル/円下押しに作用しかねない」(別の国内金融機関)との見方も出ている。

ユーロは、欧州中央銀行(ECB)の引き締め観測やインフレ期待が後退し、売られてきたが、中期的なECBの引き締めへの思惑は根強く、底堅さも意識されそうだ。

為替マーケットチーム

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