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今週のドル/円は強気と弱気が綱引き、仏選挙・地政学リスクにらみ
2017年4月23日 / 23:28 / 5ヶ月前

今週のドル/円は強気と弱気が綱引き、仏選挙・地政学リスクにらみ

 4月24日、今週の外為市場でドル/円は、複数のリスクイベントを前に強気と弱気の綱引きが続くとみられる。米財務省造幣局で2015年3月撮影(2017年 ロイター/Gary Cameron)

[東京 24日 ロイター] - 今週の外為市場でドル/円は、複数のリスクイベントを前に強気と弱気の綱引きが続くとみられる。仏大統領選挙は市場で想定された展開となりいったんリスク回避ムードは後退したが、北朝鮮を巡る地政学リスクの先行き不透明感が続くほか、週後半にかけては米暫定予算の行方にも関心が寄せられそうだ。

予想レンジはドル/円が108.50―111.50円、ユーロ/ドルが1.0700―1.1000ドル。

23日に仏大統領選の第1回投票があり、投票終了直後に発表された出口調査で、中道系独立候補のエマニュエル・マクロン前経済相と極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首が5月7日の決選投票に進む見通しとなったと伝わった。

「想定内の展開で、いったんリスク回避が後退した」(国内金融機関)とされ、東京市場の24日朝方には、ドル/円が2週間ぶり高値110.64円に、ユーロ/円が1カ月ぶり高値120.93円に、それぞれ一時上昇した。

ただ、引き続き北朝鮮を巡る地政学リスクがくすぶっており、円安地合いは持続しにくいとみられている。

週前半にも米空母カール・ビンソンが朝鮮半島近海に到着するとみられるほか、25日は北朝鮮・朝鮮人民軍の創設記念日となる。

市場では、北朝鮮による核・ミサイル実験への警戒感が根強いうえ、米国がミサイル迎撃実験を実施する意向と伝わっており、双方の動向を伝える報道には引き続き相場が振られやすいとみられている。

これらのリスクイベントを無難に通過すれば、オバマ前政権時代に決まった17年度暫定予算の先行きにも関心が向かいそうだ。28日に期限を迎える。取りまとめが難航すれば、政府機関閉鎖のリスクが意識される可能性もある。

米経済指標では、各種の住宅関連指標のほか、27日に米耐久財受注、28日に1─3月GDP速報が発表される。

日欧では中銀会合が予定されている。26─27日に日銀金融政策決定会合、27日に欧州中銀(ECB)理事会と、いずれも金融政策は現状維持とみられ、声明や会見でも「出口戦略へのヒントは期待しにくい」(国内金融機関)という。

このほか、日本で消費者物価指数や鉱工業生産(28日)、欧州で独IFO景況指数(24日)、ユーロ圏消費者物価指数速報(28日)などの経済指標の発表がある。

為替マーケットチーム

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