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来週のドル/円底堅い、金融政策の方向性の違いを意識
2017年6月30日 / 07:02 / 3ヶ月前

来週のドル/円底堅い、金融政策の方向性の違いを意識

 6月30日、来週の外為市場で、ドル/円は底堅く推移しそうだ。欧州の要人発言をきっかけに日欧の金融政策の方向性の違いが意識されており、クロス円を中心に円売り圧力がかかりやすくなっている。写真は2日撮影(2017年 ロイター/Thomas White)

[東京 30日 ロイター] - 来週の外為市場で、ドル/円は底堅く推移しそうだ。欧州の要人発言をきっかけに日欧の金融政策の方向性の違いが意識されており、クロス円を中心に円売り圧力がかかりやすくなっている。米国では複数の重要経済指標の発表が予定されており、株価や金利が上昇すればドルは113円を試す展開もあり得るという。

予想レンジはドル/円が110.50―113.50円、ユーロ/ドルが1.1250―1.1550ドル。

今週は、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁による「リフレ移行発言」や、イングランド銀行(BOE)のカーニー総裁の利上げ関連発言でユーロや英ポンドなど欧州通貨が買われ、円が売られる流れが強まった。

足元ではユーロ/ドルは上げ渋っているものの、来週、再び欧州通貨買いの流れが強まれば、心理的節目の1.15ドルを突破する可能性がある。一方、今週の上昇が急ピッチだったこともあり「米国の経済指標が良かったり長期金利が上昇したりすれば、利食いや調整が入ることもあり得る」(外為アナリスト)という。下値は1.13ドル付近がサポートとなりそうだ。

<株高ならドル113円トライも>

株式市場の調整で円売りの勢いはいったん収まった感もあるが、株安が一時的であれば、円売りが再開するシナリオもあり得る。そうなれば、ドル/円は5月中旬以来の113円トライも視野に入る。ただ、円売りと同時にドル売りも進んでおり、一気に114円台の乗せるのは厳しいとみられている。

株価が崩れたり米指標が軟調だったりした場合は、円売りの巻き戻しが進みドルは111円を割り込む可能性がある。

主な経済指標・イベントでは、3日に日銀短観、米6月ISM製造業景況指数、4日にオーストラリア準備銀行理事会、5日に6月13・14日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨、6日に米6月ADP全米雇用報告、米6月ISM非製造業景況指数、7日に米6月雇用統計がある。米国は4日が独立記念日で休場。

7月2日には東京都議選の投開票が行われる。自民党が負けた場合は安倍政権の基盤の揺らぎが意識され、週明けの初期反応として円高方向に動くとの見方もある。ただ、そうなった場合でも一時的な材料として処理され、ドル/円のトレンドを大きく変えるほどのインパクトはないとの指摘も多い。

為替マーケットチーム

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