Reuters logo
来週の日本株、落ち着かない相場に 米経済指標や為替にらむ展開
2016年1月29日 / 07:38 / 2年前

来週の日本株、落ち着かない相場に 米経済指標や為替にらむ展開

[東京 29日 ロイター] - 来週の東京株式市場は、引き続き落ち着かない相場となりそうだ。日銀のマイナス金利導入について市場は総じてポジティブに受け止めているが、投資家心理の改善は限定的。日米のマクロ環境や企業業績に不透明感があり、株価は振れやすい状態だ。米国で相次ぐ重要経済指標や為替にらみの展開が予想される。

 1月29日、来週の東京株式市場は、引き続き落ち着かない相場となりそうだ。写真は都内で昨年1月撮影(2016年 ロイター/Issei Kato)

日経平均の予想レンジは1万6800円─1万8200円。

日銀が29日の金融政策決定会合で導入したマイナス金利は、一段の円高を阻止したという意味で株式市場では好材料として評価されている。輸出企業の収益改善に寄与するだけでなく、金利低下は不動産、ノンバンクなどにもメリットになる。収益悪化の懸念がある銀行を除けばネガティブな要素は少ない。「政策の評価は分かれているが、少なくとも為替に関しては素直なメッセージであり円安要因」(第一生命経済研究所主任エコノミストの藤代宏一氏)とみられ、企業業績に対する懸念の一部は解消に向かう。

直近の裁定買い残や信用買い残が減少し、需給も改善傾向にあることから空売りの買い戻しが加速すると上値が伸びやすい。日経平均は昨年12月以降の下落相場の半値戻しに当たる1万8000円を試す可能性もある。

一方、中国経済の減速や不安定な原油価格などの懸念材料は残っている。主要企業の2015年4―12月期決算で弱い内容が目立っているほか、日米のマクロ環境にも不透明感があり、投資家心理の改善は限られそうだ。

米連邦準備理事会(FRB)が昨年12月に行った利上げ以降、新興国からの資金流出など世界的なマネーフローが変調をきたしているとの見方もあり、「今後の利上げペースを占う上で米経済指標への注目度は高まる」(大手証券)という。米国では1日に12月個人支出、コアPCEデフレーター、1月ISM製造業景気指数、3日にISM非製造業景気指数、5日に1月雇用統計と重要指標の発表が相次ぐ。緩やかな米景気拡大を示す内容であれば、市場には安心感が広がりそうが、極端に事前予想からかい離すると再び米利上げをめぐる不透明感が意識され、市場のかく乱要因になることもあり得る。

株式マーケットチーム

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」
0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below