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今週の日本株は神経質な展開、FRB資産縮小の方向性を注視
2017年7月9日 / 22:31 / 2ヶ月前

今週の日本株は神経質な展開、FRB資産縮小の方向性を注視

 7月10日、今週の東京株式市場は、神経質な展開となる見通し。イエレン米FRB議長(写真)の議会証言でテーパリング観測が強まれば、米国株安を通じ日本株に調整圧力が高まりそうだ。写真はワシントンで6月撮影(2017年 ロイター/Joshua Roberts)

[東京 10日 ロイター] - 今週の東京株式市場は、神経質な展開となる見通し。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言でテーパリング観測が強まれば、米国株安を通じ日本株に調整圧力が高まりそうだ。

半面、上値を圧迫していたETF(上場投信)分配金捻出のための売り需要が一巡することも見込まれており、外部環境に落ち着きがみられれば、買い戻しの流れが加速する可能性もある。

日経平均の予想レンジは1万9700円─2万0300円。

7日発表された6月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が22万2000人増と、市場予想の17万9000人増を上回った。賃金の伸びは弱かったが、米連邦準備理事会(FRB)が年内少なくともあと1回利上げするとの見方が高まった。

欧州でもテーパリングの機運が高まりつつあり、世界的に投資家がリスク資産としての株式のポジションを落とす動きが懸念されている。12─13日にはイエレンFRB議長の議会証言が予定されており、今後の金融政策の方向性を見定める局面が続きそうだ。

SMBCフレンド証券・チーフストラテジストの松野利彦氏は「イエレン議長はできるだけ市場を荒らさないような言い方を選ぶはず。米金利上昇と米株安の流れが続いたとしても、米企業の決算発表が始まれば、投資家の視点もマクロからミクロに移っていく」とみる。14日にはJPモルガンなど米銀決算が控えている。

国内では7日に日銀が国債買入の増額と指し値オペを実施。長期金利の上昇を抑制しようとする姿勢が鮮明となった。米国株が調整しても、日米金利差拡大によりドル高/円安が進行すれば、日本株のサポート要因となりそうだ。

ただ地政学リスクの高まりへの警戒感が、投資家心理に微妙な影響を及ぼしている。「北朝鮮の挑発行動はなお続きそう。日本株は上値を追うという雰囲気にはなりにくい」(外資系証券)との声もある。

国内では7月上旬にETFの決算期日が集中している。分配金捻出目的の売りが一巡すれば需給的には軽くなることから、反騰相場入りを期する向きもある。14日には7月限日経平均オプションの特別清算指数(SQ)の算出も控えている。マイナーSQ週とはいえ、週前半は先物への仕掛け的な売買を伴った波乱含みの展開も想定されている。

株式マーケットチーム

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