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来週の日本株は軟調、国内決算一巡感で利益確定売りが優勢
2017年8月4日 / 07:31 / 3ヶ月前

来週の日本株は軟調、国内決算一巡感で利益確定売りが優勢

[東京 4日 ロイター] - 来週の東京株式市場は、軟調となりそうだ。国内決算も一巡感が出てきており利益確定売りが出ると見込まれる。オプションSQ(特別清算指数)算出を控えた仕掛け的な先物主導の売りも日本株の押し下げ要因となるだろう。円高警戒感もくすぶっており、上値を追いづらい展開が続く。

 8月4日、来週の東京株式市場は、軟調となりそうだ。国内決算も一巡感が出てきており利益確定売りが出ると見込まれる。オプションSQ(特別清算指数)算出を控えた仕掛け的な先物主導の売りも日本株の押し下げ要因となるだろう。写真は都内で昨年2月撮影(2017年 ロイター/Yuya Shino)

日経平均の予想レンジは1万9500円─2万0100円

7月31日─8月4日の週は、米ダウ.DJIが史上初の2万2000ドル台に乗せ連日最高値を更新する一方、日経平均は2万円を挟んだ小幅な値動きに終始した。好業績株へ押し目買いが継続的に入るも個別物色にとどまり、指数の押し上げ効果は限定的だった。

国内主要企業の決算が出揃ってきた。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の4日付のリポートによれば、3日時点で東証1部上場企業(全産業・3月期決算企業)の売上高は前年比8.0%増、経常利益は同27.2%増と増収増益となっている。

業績が改善しているにもかかわらず伸び悩む日本株について、市場関係者はそろって「円高リスク」を口にする。「輸出企業の想定為替レートは107円─110円くらいの間が多い。足元は1ドル=110円割れの水準まできたが、企業的には108円台ぐらいまでが許容範囲で、実勢と乖離がなくなってきている」(大手証券)との見方が出ている。

国内は11日が祝日で休場となるため、10日がオプションのSQ(特別清算指数)算出日となる。週半ばには「先物主導の仕掛け的な売りが出やすく、日経平均は1万9500円程度まで急落してもおかしくはない」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券シニア投資ストラテジストの鮎貝正弘氏)との声が聞かれた。

証券ジャパンの調査情報部長、大谷正之氏は「信用買い残が膨らんでいることも相場の重しとなる」と指摘。東証がまとめた7月28日申し込み現在の2市場信用取引現在高(概算)は、買い残が2兆6639億4600万円となり8週連続で増加、2016年4月8日時点以来、約1年4カ月ぶりの高水準だった。

ただ、下値では日銀のETF(上場投資信託)買いや年金など長期資金の買い支えが入ると想定される。「買いそびれた個人投資家などにとっては押し目を拾う好機会」(大谷氏)との見方もある。

テクニカル面では日経平均は4日、25日移動平均線(2万0039円12銭=4日)を下回って引けた。次の下値支持線は75日移動平均線(1万9814円39銭=同)と見込まれる。中長期の移動平均線はそろって上向きだが、日足は一目均衡表の雲の中にあり気迷い状態が続いている。「どちらかというと下放れるリスクの方が大きい」(中堅証券)との声が聞かれる。

来週は国内では8日に7月景気ウオッチャー調査が、10日に6月機械受注が公表される。また、大成建設(1801.T)、鹿島(1812.T)などのゼネコンや第一生命ホールディングス(8750.T)、ソニーフィナンシャルホールディングス(8729.T)など保険セクターの決算発表が控える。海外では、8日に中国7月貿易収支が、11日に米7月消費者物価が発表される。

株式マーケットチーム

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