株式市場はふたつの「GS」で一息、海外勢は様子見
[東京 14日 ロイター] 米ゴールドマン・サックス・グループ(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)の格上げと、公募増資を発表したジーエス・ユアサ コーポレーション(6674.T: 株価, ニュース, レポート)の株価切り返しというふたつの「GS」を好感し、日経平均は10日ぶりの反発となったが、上げ幅は200円弱と戻りの鈍さを印象付けている。
日本の政治空白期間が長いことなど政治的な不透明感が嫌われ、海外勢だけでなく個人投資家からのフローが細いという。
<個人、海外勢とも政治不安を嫌気>
銀行アナリストのメレディス・ホイットニー氏がゴールドマン・サックスの投資判断を「バイ」に引き上げ、金融セクターについて強気な見方を示したことから、13日の米市場では、今晩以降に発表が本格化する米銀行決算が予想よりも堅調な結果となるとの期待が高まり株価は反発。
さらに日本では4000万株の公募増資実施を前日発表し希薄化が懸念されていたGSユアサが前場中盤以降に切り返しプラス圏に浮上。GSユアサは個人投資家の売買が多い銘柄であり市場のムードを左右しやすいほか、今後の大型増資ラッシュをこなせるかどうかを見極めるうえでも重要視されていたため市場に安心感が広がった
1日に1万0086円18銭の高値を付けた後、9営業日間で約1000円下落していた日経平均は、ふたつの「GS」を好感し10日ぶりに反発した。だが、戻りも鈍く200円高程度。市場からは「これまでの下落からすれば300円高ぐらいしてもいいはずだが200円高程度とは思いのほか戻りが鈍い」(国内証券)と反発力の弱さに失望感を示す声も多い。
戻りが弱いひとつの要因は海外勢のフローが細いことだ。市場筋によると、朝方の海外勢のバスケット動向は売りゼロ、買いは欧州系から100億円。海外の短期筋による売買はみられるものの、年金など長期資金の動きは鈍いままだ。「海外勢は米企業決算や中国GDPを見極めようと基本的に様子見姿勢のようだ」(野村証券エクイティ・マーケットアナリストの佐藤雅彦氏)という。
政局の不透明さも海外勢の手を引かせている要因だ。「海外勢は政治の混乱を非常に嫌がる傾向がある。きょうは米株高に引かれて上昇している日本株だが、明日以降はどうなるかわからないと投資家は気にしている」(大手証券トレーダー)という。 続く...
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好決算を株価が織り込むタイミングは、地合いが落ち着いてからとの見方が出ている。 記事の全文














