米当局、CIT支援策の詳細を協議=WSJ

2009年 07月 15日 11:16 JST
 

 [東京 15日 ロイター] 米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は、資金繰り難に陥っている金融サービスの米CITグループCIT.Nをめぐり、米当局が支援策の詳細について協議していると報じた。

 関係筋がWSJに明らかにした支援策の概要によると、当局はCITに、持ち株会社の資産をユタ州にある傘下の銀行に移管することを認める。CITはこの資産の一部を米連邦準備理事会(FRB)に借り入れ担保として差し入れることが可能となり、一部債務の借り換えに必要な措置を取る。支援策は依然固まっておらず、合意が得られるか不透明となっている。

 ジェフリー・ピーク最高経営責任者(CEO)の進退ははっきりしていない。

 CITは中小企業向け融資を中心に行っていたが、信用危機により多額の損失を計上。最近の財務状況悪化を受け、米当局には同社支援の圧力が強まっていた。

 CITが破産法適用申請の可能性に備えて法律事務所を起用したとする週末の報道を受け、13、14日と顧客による資金引き出しが加速して多額の資金が流出した。同社の社債と株価は急落した。関係筋によると、13日の段階で約5億ドルだった顧客の資金引き出しは、14日には約7億5000万ドルに拡大した。

 14日の米国株式市場では、政府が何らかの支援を提供する見通しが明確になったことを好感し、株価は0.26ドル高の1.61ドルで終了した。

 
 
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