ドル、湾岸地域で主要準備通貨にとどまる─米財務長官=TV
[アブダビ 15日 ロイター] 湾岸地域を訪問中のガイトナー米財務長官は15日、ドルが同地域の主要準備通貨にとどまることを再確認したと述べた。また、原油価格のボラティリティを緩和する方策を模索したいと語った。
前日のサウジアラビアに続き、この日はアラブ首長国連邦(UAE)を訪問している長官は、アルアラビアTVとのインタビューで、強いドル支持をあらためて示した。
「強いドルにコミットすることは米国の政策であり、今後もそうあり続ける」とし、現地の政財界リーダーとの話し合いでドルの地位をめぐる懸念は表明されなかったと指摘。「私見、そしてここで耳にした意見では、ドルは主要準備通貨にとどまる」と述べた。
長官は質問に対し、サウジアラビアによる米国債保有高について懸念していないと述べ、リスクが高まっている時には投資家は一般的に最も安全な資産を求めるものだと付け加えた。
湾岸協力会議(GCC)を構成する6カ国中クウェートを除く各国は自国通貨についてドルとのペッグ制をとっている。クウェートはドルの比重が大きい通貨バスケットを採用している。
サウジとUAEを訪問中、原油価格が協議されたが、長官は特定の価格水準にはコメントせず、世界経済に見られる「回復の一時的な兆候」をはぐくむ努力をすることが湾岸諸国をはじめ各方面にとっての利益だと語った。
「エネルギー・商品(コモディティ)市場に一段の透明性をもたらし、これら市場でのボラティリティを低下させる方策を探ることもまた非常に重要だ」と述べた。
湾岸地域の当局者は、米経済再活性化に向けたオバマ米政権の広範に及ぶ戦略について「かなり大きな信頼感」を表明したことを長官は明らかにした。長官は湾岸地域当局者に対し、米財政赤字は可能な限り早期に縮小すると確約したという。
米財務省高官によると、ガイトナー長官は、世界最大規模の政府系ファンド(SWF)であるアブダビ投資庁(ADIA)幹部とも協議したが、対米投資増額に向けた動きはなかった。
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