NY外為市場、ドルが対ユーロなどで下落

2009年 07月 16日 07:59 JST
 

 [ニューヨーク 15日 ロイター] 15日のニューヨーク外為市場では、ドルがユーロなどに対して約1カ月ぶりの安値に下落した。米ゴールドマン・サックス・グループ(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)の第2・四半期決算が予想を上回ったことで、発表が相次いでいる企業決算や景気の先行きに対する信頼感が膨らみ、リスク許容度が回復。安全通貨としてのドルが売られる結果となった。

 また、米ニューヨーク連銀が同日発表した7月のニューヨーク州製造業業況指数が前月から改善したことで、株価が上昇。外為市場でも市場心理が好転した。こうした動きのなか、安全通貨としてのドルの需要が低減。ドルを売って高金利通貨を買う動きが先行した。

 MFグローバルの債券・外為アナリスト、ジェシカ・ホバーセン氏は「企業決算と経済統計の内容が予想を上回ったことは、これまでとは違う種類の資産への投資を促すのに十分だった」と指摘。「市場でリスク許容度が上昇したことで、市場参加者は高利回りの投資先に目を向け、その結果米ドルが下落した」と述べた。

 取引終盤のユーロ/ドルは1%高の1.4111ドル。一時は1.4134ドルまで上昇、7月初旬以来の高値をつけた。ユーロ/円は1.8%高の133.12円。

 ドル/円は0.8%高の94.35円。

 米連邦準備理事会(FRB)が15日発表した経済見通しで、失業率が2009年には10%を超える可能性があると予測したものの、米ドルの対ユーロでの下落は限定的だった。

 UBSの外為ストラテジスト、ブライアン・キム氏は「FRBは失業率予測を引き上げたが、FRBが資産買い入れプログラムに関する何らかの予想外の発表を行わない限り、市場の方向性は変わらないとみている」と述べた。

 英ポンド/ドルは0.6%高の1.6414ドル。  続く...

 
 
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