米経済は09年下期に緩やかに成長する公算=NY連銀総裁

2009年 07月 30日 04:06 JST
 
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 [ニューヨーク 29日 ロイター] 米ニューヨーク連銀のダドリー総裁は29日講演し、国内経済は2009年下期に緩やかに成長する公算が大きいが、回復のペースは通常よりも大幅に遅くなるとの認識を示した。

 また出口戦略について、米連邦準備理事会(FRB)が必要な手段を有していることを市場に保証するため、どのように非伝統的政策を巻き戻すのかを説明することが重要と述べた。

 総裁は「バランスシートの拡大は現在の政策緩和を解消する能力を抑制しない。別の言葉で言えば、時折議論される内容に反し、FRBのバランスシート拡大は必ずしもインフレ的であることを意味しない」と述べた。

 FRBは資産の買い入れでいくらかの金利上昇リスクを負っているとした上で「われわれの分析では、FRBの純利子差益がマイナスに転じる可能性は非常に低い」とした。 

 総裁は米経済について、住宅をめぐる動きや自動車販売の緩やかな回復のほか、財政出動による景気刺激策の効果、在庫投資ペースの急激な振れが経済を支援するだろうと述べた。

 その一方で「リスクバランスは依然としてインフレ上昇ではなく、成長および雇用の弱さに傾いている」との見方を示した。

 金融機関については、依然として巨額のクレジット損失に対処しているとし「これは信用の利用が当面制約されることを意味しており、回復のペースは限られるだろう」と指摘。FRBが現在の緩和政策を解消する時期について語ることは「非常に時期尚早」との認識を示した。

 「実際に回復が精彩を欠いている場合、失業率は高止まりし設備稼働率は当面、異例の低水準にとどまる可能性がある。これはインフレが落ち着いた状態になることを示している」と述べた。 

 ダドリー総裁は2009年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有する。

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 7月29日、米ニューヨーク連銀のダドリー総裁(写真)は、国内経済は2009年下期に緩やかに成長する公算が大きいとの認識示す(2009年 ロイター/Brendan McDermid)
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